【感想・書評】『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』”黒い魔術師”と女性たちの”目覚め”

当ページのリンクには広告が含まれています。

 こちらの記事では、

ブラック・ショーマンと覚醒する女たち

 東野圭吾

 を紹介します。

第1作で謎解きのためなら手段を選ばない破天荒な”黒い魔術師”が話題となった東野圭吾の「ブラック・ショーマン」シリーズ。

その第2作目が早くも登場しました!

良い意味で前回の印象を裏切られる仕上がりとなっています。

探偵役・武史の破天荒ぶりが目立った前作とはまた違う、魅力的な印象が際立った「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」について紹介します。

この記事で紹介していること

『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』とは

  • 作品紹介
  • こんな人におすすめ
  • 作品の魅力
  • 次に読みたいおすすめの3冊

 \読書好きにおすすめしたいサービス/

Amazon Kindle Unlimited

  • 200万冊以上の本が読み放題
  • スマホ1台でどこでも読書生活
  • 気軽に試し読みができる
  • 1ヶ月無料体験できる

Amazon Audible

  • 12万冊の本を聴き放題
  • 移動中や作業中にも耳で楽しめる
  • プロの朗読で聴ける
  • 1ヶ月無料体験できる
りん

その他2024年に読んだ本はこちらの記事で紹介しています。

目次

「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」書籍紹介

作品紹介

タイトルブラック・ショーマンと名もなき町の殺人
著者東野圭吾
出版社光文社
発売日2024/1/24
ページ数352ページ
価格1,980円(税別)
サブスクAudible:×
Kindle unlimited:×

亡き夫から莫大な遺産を相続した女性の前に絶縁したはずの兄が現れ、「あんたは偽者だ」といいだす。女性は一笑に付すが、一部始終を聞いていた元マジシャンのマスターは驚くべき謎解きを披露する。果たして嘘をついているのはどちらなのか――。謎に包まれたバー『トラップハンド』のマスターと、彼の華麗なる魔術によって変貌を遂げていく女性たちの物語。

引用:『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』

こんな人おすすめ

  • 「ブラック・ショーマン」シリーズの新作を読みたい
  • 1作目であまり良い印象がなかった
  • 優しく希望を感じられるミステリーが読みたい
りん

作品の魅力をこの下から詳しく紹介していきます。

『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』の魅力

ここからは、『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』の作品の魅力について紹介します。

ストーリーの主軸に関するネタバレはありませんが、一部内容を紹介しているので、ネタバレを避けたい人は、ここから先は見ないことをおすすめします。

 \ネタバレを避けたい人はこちらから即購入!/

「ブラックショーマン」の魅力が詰まった短編集

前作「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」は長編作でしたが、今回は6話の短編からなる連作ミステリーです。

  1. トラップハンド
  2. リノベの女
  3. マボロシの女
  4. 相続人を宿す女
  5. 続・リノベの女
  6. 査定する女

それぞれ短編として独立しつつも、登場人物たちの縁がところどころでリンクしています。

謎に包まれたバー『トラップハンド』のマスターが、元マジシャンの鋭い観察眼と巧みな話術を駆使して、訪れる女性客のこじれた状況を解決します。

前作で登場した姪の真世も、助手役・仲介役として登場します。

探偵役の「ブラック・ショーマン」こと神尾武史は、前作では「謎解きのためなら手段を選ばない破天荒な”黒い魔術師”」として描かれていました。

前作では、限りなく黒に近いグレーとも言うべきギリギリアウトな心理戦を繰り広げる武史に嫌悪感を抱く人も少なくないかもしれません。

今作でも、人に対して割り切った部分は相変わらずでしたが、隠れ家的バーという舞台と上手く作用して、とても魅力的な人物像として描かれています。

前回のような殺伐とした雰囲気は少なく、優しく希望を感じられる物語展開となっている点も含めて、良い意味で前回の印象を裏切られる仕上がりとなっています。

”嘘”が紡ぐ物語

今作では、人々の”嘘”を軸に物語が展開していきます。

  • 欲が絡み合う嘘
  • 人を救う嘘
  • 全てをリセットする嘘

謎に包まれたバー『トラップハンド』を訪れる女性客は、なにやら皆訳ありの様子。

秘密を隠すために小さな嘘が大きな嘘を呼び、次第に修復できなくなるところまでこじれてしまい、1人では抱えきれなくなっています。

そんな女性たちにとって隠れ家的バーというのは本音がこぼれやすい場所。

トラップハンドのマスター・武史は、元マジシャンの鋭い観察眼と巧みな話術を駆使して、こぼれ落ちた話から真実を見抜き、解決していきます。

人が生きていくうえで助けとなるのは、失ったものではなく、手に入れたものです。(中略)あなたには、あなたのためなら血を流す覚悟を持つ友人がいる。それは素晴らしいことです。

『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』

女性たちの人生がいつのまにか好転していく様子はまるでマジックショー。

嘘をついているのは誰か。

解決策はあるのか。

ただ嘘を暴くだけではなく、ほんの少し背中を押してくれる武史のさりげない言葉の数々が、自分も背中を押されているような勇気をもらえます。

女性たちの”覚醒”

タイトル「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」とあるように、行き詰まっていた女性たちが、最後にはそれぞれの形で未来への一歩を踏み出します。

今夜は自分も血を流そう、と思った。そして、これで終わりにする。明日からは生まれ変わろう。

『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』

様々な葛藤を抱えながらもそれでも未来に向けて進むことを決めた女性たち。

懸命に前を向こうと努める姿に胸がいっぱいになりました。

ひと言で前を向くと言っても、女性たちの人生の数だけ進み方も様々。

彼女は男性を査定しているつもりでいたようだが、じつのところ彼女が査定していたのは自分の将来像についてだった。将来ではなく、今の彼女を正当に評価してくれる機会があるのなら、逃すわけがないと思った

『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』

多様化の時代に、選択肢も様々なのだと改めて実感しました。

 \女性たちの決断を見届けてほしい!/

まとめ

『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』は

こんな人におすすめ

  • 「ブラック・ショーマン」シリーズの新作を読みたい
  • 1作目であまり良い印象がなかった
  • 優しく希望を感じられるミステリーが読みたい

探偵役・武史の破天荒ぶりが目立った前作とはまた違う、魅力的な印象が際立った「ブラック・ショーマンと覚醒する女たち」。

1作目で「このシリーズはちょっと…」となった人にこそ読んでほしい作品でした。

これからどのようにシリーズ展開されるのか気になるところです。

気になる方はぜひ一度読んでみてください。

 \今回紹介した本/

次に読みたいおすすめの3冊

 \シリーズ1作目!/

\大人気加賀恭一郎シリーズ最新作/

\東野圭吾の”嘘”が紡ぐひとつの短編集/

 \読書好きにおすすめしたいサービス/

Amazon Kindle Unlimited

  • 200万冊以上の本が読み放題
  • スマホ1台でどこでも読書生活
  • 気軽に試し読みができる
  • 1ヶ月無料体験できる

Amazon Audible

  • 12万冊の本を聴き放題
  • 移動中や作業中にも耳で楽しめる
  • プロの朗読で聴ける
  • 1ヶ月無料体験できる

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ティータイムが毎日の活力な30代2児のママ。
育児の隙を見つけてティータイムを設ける日々。
趣味はお茶を飲みながらの読書・刺繍・手帳。
お外カフェも好きだけど、人目を気にせず気ままに過ごせるおうちカフェの方が性に合っている。
自宅を自分の「好き」を集めたブックカフェにするのが夢。

コメント

コメントする

目次