【2023年版】今年読んだ中でおすすめの小説9選

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ここ数年心にも頭にも余裕がなく遠ざかっていた読書生活。

手帳で暮らしを整えたおかげで、今年は読書生活を復活させることができました。

こちらの記事では、2023年に読んだ本の中で、特に印象に残った小説を9冊紹介します。

ぜひ、今度の選書の参考にしてみてください。

この記事で紹介していること

2023年に読んで良かった小説9選

  • おすすめの小説9冊
  • 番外編:おすすめのコミックス2冊
  • お得に本を読むために取り入れたいアイテム
りん

お気に入りのブックカバーがあると、読書生活がよりはかどります!

目次

【2023年版】読んで良かった小説9選

【2023年版】読んで良かった小説9選

  • お探し物は図書室まで
  • クジラアタマの王様
  • クスノキの番人
  • 52ヘルツのクジラたち
  • 傲慢と善良
  • 蜜蜂と遠雷
  • 夢幻花
  • ラブカは静かに弓を持つ
  • 流浪の月

お探し物は図書室まで

読書が好きで本当に良かったと心から思えた一冊。

物語の舞台は、無愛想だけど聞き上手な司書さんがいる町の小さな図書室。

人生に行き詰まりを感じている5人が勧められたのは、どれもこれも自分では選ばないけれど今の自分にピッタリの本ばかり。

そんな意外な本と可愛い付録が、登場人物たちの背中をそっと押してくれます。

こんな素敵な司書さんがいる図書室が近くにあったら通い詰めてしまいそう。

作中で出てくるおすすめの本は実際に出版されている本なので、そちらも併せて読みたくなります。

2021年本屋大賞2位受賞作品。

クジラアタマの王様

サラリーマン・国会議員・大人気アイドル。

一見何の接点も無い3人が、夜になると夢の中の世界で繋がり、戦士として魔物を討伐している。

そしてその夢の中の出来事は、現実世界にもリンクしているみたいで…?

夢の中のシーンでは川口澄子さんの描くコミックパートが描かれており、より臨場感たっぷりにファンタジーな世界を楽しめます。

作中に出てくる感染症に対する人々の反応やSNSでの情報拡散は、まるでコロナ禍初期の社会を見ているかのようですが、この作品が書かれたのはコロナが猛威を振るう前。

今の社会を予言していたのか?と驚くと共に、いつの時代も未知の恐怖に対する人間の反応は変わらないのだという恐ろしさも感じる一冊です。

クスノキの番人

その木に祈れば願いが叶うと言われているクスノキ。

そのクスノキの番人を任された青年が、祈念にくる人々と関わるうちに頼もしく成長していきます。

”殺人のない東野圭吾”ですが、クスノキの謎を解き明かすミステリ要素もしっかり入っているので、パズルのピースを集めるようにどんどんと読み進めてしまいます。

家族・親戚であっても関係が希薄になりがちな昨今、人と人との関わりについてあらためて見直すきっかけとしておすすめしたい本です。

52ヘルツのクジラたち

「どうか、その声が誰かに届きますように。」

52ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴くクジラ。

声は上げているのに何も届かない、届けられない世界で一番孤独だと言われているクジラ。

家族に人生を搾取され続けた女性と、虐待を受けた少年、孤独故に愛を求め続けた2人が出会い、立ち上がる物語です。

虐待やジェンダーなどの重い題材を扱いながらも、「52ヘルツのクジラ」と絡めて心にすとんと落ちるように展開されています。

今この世界のどこかで孤独に苦しむ人々の救いとなる深い祈りのような美しい物語です。

傲慢と善良

全ての読む人の心を掻き乱す、大恋愛婚活小説

婚約中の彼女が突然失踪した。

ストーカー被害を受けていたと警察に相談するが事件性は低いと見なされ、主人公は自力で彼女を探すことに。

周囲の人々の話を聞いていくうちに自分が見ていた彼女とは違う彼女の姿が浮かび上がってきて…。

登場人物たちはそれぞれ、誰もが持っていそうな”善良さ”と”傲慢さ”を持ち合わせています。

その”傲慢さ”に嫌悪感を抱く一方で、自分自身の中にも似たような部分があることを突きつけられます。

「結婚」を少しでも意識した事のある人、とくに現在・最近通ったであろう20代・30代は心の奥底が抉られるほど色んなことを考えさせられる作品です。

婚活の真理が詰まっているけれど、現在婚活に行き詰まっている人は相当心が抉られるので、覚悟が必要です。

蜜蜂と遠雷

近年世界的に注目を集めている国際ピアノコンクール・芳ヶ江国際ピアノコンクールに1人の少年が送り込まれた。

保守的な傾向の強いピアノコンクール界において少年は経歴・風貌・演奏全てが「異端」。

これまで決して弟子を取らなかった巨匠の最初にして唯一の弟子となる彼は、音楽界にとって「ギフト」となるのか「厄災」となるのか。

美しくも残酷さを持ち合わせたコンテスタントたちの人生をかけた大勝負。

まるで音が聞こえてきそうな表現に物語の世界にどっぷりと浸かることができます。

登場人物たちの行く末が気になって早く読み進めたいのに、読めば読むほど終わって欲しくないと感じてしまう至高の一冊です。

夢幻花

黄色いアサガオだけは追いかけるな。あれは夢幻の花、追い求めると身を滅ぼすー

花を愛する一人の老人が殺された、第一発見者である孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり亡き祖父のブログに写真をアップする。

それを見て身分を隠して近づいてきた警察庁勤務の蒲生要介、

偶然知り合った蒲生洋介の弟・蒼太と真相解明に乗り出す。

”黄色いアサガオ”の宿命を背負った者たちの謎をめぐる人間ドラマが交錯する衝撃のミステリ作品。

作者・東野圭吾が「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」とコメントしていたという意味がよく分かる緻密なストーリー展開でした。

細やかに伏線の貼られたストーリー展開が特徴的な東野圭吾作品ですが、「夢幻花」は、その中でも特に細やかな伏線が丁寧に張り巡らされた作品だと感じました。

裏切らない予想外の結末に、人生に絶望していた2人の主人公が決意を固める爽やかな最後、”東野圭吾ミステリの真骨頂”の名にふさわしい作品です。

ラブカは静かに弓を持つ

音楽×スパイ小説が織りなす静かで美しい没入感。

少年時代に遭遇したある事件の影響で、新開の悪夢に苛まれながら生きてきた主人公。

上司から命じられた著作権侵害の潜入調査のために身分を隠して通うチェロ教室での出会いがが、次第に主人公の心を溶かしていく。

このままでいたいと思う反面、次第に法廷での証言の日が迫ってきて…。

「世界」がいびつに見えた時、「ひと」が苦しくなった時、もしかいたらそれは自分を囲う「壁」が脅威を見せているだけで、やってみたら案外大丈夫かもしれない。

想像すること、予想することは生きていく上で大切な武器だけど、時には一歩踏み出す勇気を持つことの大切さを切々と感じます。

派手な描写はないけれど、美しい表現に自然と主人公に感情移入して緊張したり、温かい気持ちになったり苦しくなったりと心が忙しなく動かされる一冊です。

流浪の月

2020年本屋大賞受賞作品。

世間的には「誘拐犯」と「被害女児」の関係性の2人の男女。

けれど世間の捉える真実と当事者の真実は必ずしも一致するわけではなく、その”歪み”が”普通”や”善意”を少しずつ凶器に変えていく。

普通とは

善意とは

真実とは

情報が簡単に手に入る現代社会だからこそ、誰かが切り取った表面的な情報だけで全てを理解した気になっていないか、今一度考え直すきっかけになる作品です。

番外編:おすすめのコミックス2選

活字の本はもちろん、漫画も大好きです!

ここでは番外編として、今年特に気に入って何回も読み返した漫画を2作品紹介します。

魔導具師ダリヤはうつむかない

「小説家になろう」から誕生したものづくり×異世界転生ファンタジー

転生前の記憶を持つ魔導具師・ダリヤは、前世は会社の激務を我慢してうつむいたままの過労死、今世はいい妻になろうとおとなしくうつむいていたら結婚前日に婚約破棄。

もう、うつむくのはやめる!頑張って魔導具師の仕事をし、行きたいところに行き、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲もう!自分でできる限り、生きたいように生きよう!

そんな決意の中出会った、超美形故に不運に見舞われ続けた魔物討伐舞台の騎士・ヴォルフと、魔導具と魔剣作りに熱中しつつ、飲んで食べて、いろいろと巻き込まれる日々の中で、それぞれの人生を取り戻していく。

よくある異世界チート無双系ではなく、前世の知識はあるけれど、それを真摯に転生先の世界に適応するように転用・発展させていく奮闘ぶりに、「自分も今できることを一生懸命努力して生きよう!」と勇気をもらえます。

原作の小説では丁寧な心理描写が魅力ですが、コミックスでは言葉の表現を絞っている分絵で余すことなく心の動きを表現していて、コミックス化のメリットを存分に活かした作品です。

悪役令嬢の中の人

「愛」と「努力」が世界を救う

とある乙女ゲームの悪役令嬢「エミリア」に転生した「エミ」は、世界の滅亡と自身の破滅の回避、そしてなにより「エミリア」の幸せのために奔走する。

そんな「エミ」の奮闘ぶりを中から見守る本物の「エミリア」は、実の家族からすら得られなかった愛を知り癒されていくが、「エミ」の努力も虚しく、同じく転生者であるヒロイン「星の乙女」に陥れられ断罪・婚約破棄のエンディングを迎えてしまいショックで意識を失ってしまう。

入れ替わるかのように目を覚ました「エミリア」は、愛する「エミ」を傷つけたヒロインと婚約者たちに復讐を誓う。

愛を知った最強の悪役「レミリア」による、美しくも残酷な復讐劇が始まるー。

「身体を突然失った悪役令嬢の意識」に焦点が当てられた冒頭も新しい、本物が転生者の行動を見ていたという設定も新しい、ゲームエンディング後に本物が再び表に出てくるのも新しい、何より転生者のために本物が復讐に走る斬新な展開に「その視点は無かった!」の連続でした。

ひたむきな「エミ」もエミのためにと迷いなく突き進む「エミリア」も、「努力する人は美しい」を体現したような物語です。

コミックスの画力が高すぎて、時々出てくる恐ろしい表情がホラー顔負けの恐怖を誘うので、そこだけ心の準備が必要です。

お得に本を読むために取り入れたいアイテム

Kindle unlimited

Kindle unlimitedは、Amazonの月額制読み放題サービスです。

月額980円で様々な本が読み放題です。

小説や実用書も多いので、気になってきたあの本を隙間時間に気軽に読んだり、話題の本をさわりだけ読んでみることもできます。

1~2冊お気に入りが読めたら月額980円が安く感じられます。

最初の30日は無料で読めますので、ぜひ登録してみて下さい。

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オーディブル

オーディブルは、Amazonの月額制の「耳で聴く読書」サービスです。

  • 12万冊の本を聴き放題
  • 移動中や作業中にも耳で楽しめる
  • プロの朗読で聴ける
  • 1ヶ月無料体験できる

本が読めない理由上位に上げられがちな「忙しい」人でもながら聴きができるので、通勤中や家事タイムがそのまま読書タイムに早変わり!

月額1500円かかりますが、発売したばかりの本もすぐに取り扱われるので、月に2冊聴けば元が取れます。

最初の30日は無料でお試しできるので、一度お試ししてみて下さい。

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読書ノート

読書ノートのメリット

  1. 備忘録になる
  2. アウトプットするので内容が整理される
  3. 記憶を振り返りやすくなる
  4. 読書へのモチベーションが上がる

読書をさらに有意義なものにしてくれるアイテムとして「読書ノート」があります。

読書直後は「感動した!」「この気づきを生かしたい!」と思っても、数日経てば忘れてしまうのが人間です。

すぐ手に取れる読書ノートにまとめておくと、パラパラとめくるだけで数多の本の記憶を引っ張り出すことができます。

初級編・中級編・上級編とレベル別に紹介しているので、自分に合った方法から取り入れてみてください。

【2023年版】読んで良かったおすすめの小説9選

こちらの記事では、2023年に読んだ本の中で、特に印象に残った小説を9冊紹介しました。

【2023年版】読んで良かった小説9選

  • お探し物は図書室まで
  • クジラアタマの王様
  • クスノキの番人
  • 52ヘルツのクジラたち
  • 傲慢と善良
  • 蜜蜂と遠雷
  • 夢幻花
  • ラブカは静かに弓を持つ
  • 流浪の月

数年ほど本が読めない日々を過ごしていましたが、今年からようやく定期的に本を読もうと思える心と頭の余裕が生まれてきました。

どれもオススメの本ばかりを厳選したので、まだ読んだことのない本がありましたら、是非手にとって見てください。

りん

来年はもっとたくさんの本と出会いたいです!


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この記事を書いた人

ティータイムが毎日の活力な30代2児のママ。
育児の隙を見つけてティータイムを設ける日々。
趣味はお茶を飲みながらの読書・刺繍・手帳。
お外カフェも好きだけど、人目を気にせず気ままに過ごせるおうちカフェの方が性に合っている。
自宅を自分の「好き」を集めたブックカフェにするのが夢。

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