まるで絵画のような美しい作品が出来上がる、目にも楽しい全面刺しクロスステッチ「HAED」。
こちらのブログからもHAEDに挑戦してみる!という声をいただいて嬉しい限りです!
心惹かれる図案を注文して、次に気になるのはHAEDに必要な道具ではないでしょうか。
こちらの記事ではクロスステッチの全面刺し(HAED)に必要な道具やあるともっとHAEDが楽しくなるアイテムを紹介します。
全面刺しクロスステッチ「HAED」に必要な道具
- 全面刺しクロスステッチとは?
- 最低限必要な道具
- あると便利な道具
全面刺しクロスステッチ「HAED」って何?という方はまずはこちらの記事を読んでみてください
クロスステッチの全面刺しとは
クロスステッチとは?
クロスステッチとは、その名前の通り糸が×の形にクロスするように刺していく刺繍の技法です。
必要な技術は糸をクロスに刺していくだけ。
初心者さんでも図案通りに仕上げることができます。
全面刺しとは?
全面刺しの特徴
全てのマス目に空欄なくステッチをする図案
- 糸の色数が多い(多いものだと100色以上)
- 布のマス目が細かい(18ct〜25ct)
- 難易度は大きさ・色数で選べる
一般的に中級者から上級者向けの作品が多いと言われていますが、クロスステッチをコツコツと進めていくだけなので、初心者さんでも図案通りに仕上げることができます。
全面刺しの魅力
- 作品の美しさ
- 徐々に絵柄が出来上がってくる達成感
- ひたすらクロスステッチを刺していくので無心になれる
クロスステッチに最低限必要な4つのアイテム
- 図案
- 刺繍針
- 刺繍糸
- 布
全面刺しに限らず、クロスステッチを始めるには上記の4つのアイテムが必要です。
図案
図案はとにかく自分が心惹かれるものが一番です。
特に全面刺しは完成までに数年かかる作品がほとんどなので、飽きずにとりくめるデザインであることは重要なポイントです。
楽天市場で取り扱いのある「ステッチビーイング」や「シーボンヌ」では、風景画から抽象画まで豊富な図案の取り扱いがあります。
刺繍針
クロスステッチ用の刺繍針は、通常の針と違って先が丸い仕様になっています。
号数が大きくなるほど針が細くなり、糸を通す穴が小さくなります。
全面刺しの時は26号か28号がおすすめです。
刺繍糸
クロスステッチで主に使われるのは「25番刺繍糸」です。
近年では100円均一でも刺繍糸を見かけますが、仕上がりや刺しやすさにかなりの差が出るので、有名な手芸メーカーの刺繍糸を使った方が良いです。
私はDMC刺繍糸を使用しています
DMC刺繍糸の特徴
- フランスの手芸メーカー
- 発色が良く深みのある色合い
- 色が濃く光沢が美しい
- 糸が比較的太め
- しっかりとした刺し心地
布
全面刺しに使用するクロスステッチ布は25カウントの平織り布が推奨されています。
クロスステッチ布の目数の細かさは「カウント」という単位で表されます。
カウント数が大きい布ほど目が細かく、小さいほど目が粗くなります。
カウント=1インチ(2.54cm)の間に何目あるか
25カウント=1インチに25目×25目
購入した布はそのままだと端からほつれてきてしまうので、縁かがりの処理が必要です。
手縫いかミシンで布の縁をかがると安心して取り組めます。
初心者はキット購入がおすすめ
キット購入のメリット
- サイズ違い・カラー違いの心配がない
- 数十種類(物によっては百を超える)の刺繍糸を1つづつ探す手間がいらない
- 布の縁処理をしてくれる販売店もある(ステッチビーイングなど)
- 上記の手間をお任せできるのに価格がそれほど変わらない(キット購入の方がお得な場合も)
「HAEDはもう何作品も取り組んで余った刺繍糸がたくさんある!」という場合を除いて、基本的にはキットでの購入がおすすめです。
自分で全て揃えるとアイテム数が多いので相当大変なので、始める前から心折れてしまう場合も…。
お気に入りのデザインと出会ったワクワクした気持ちのまま作品作りに取り掛かるためにも、キットでの購入がおすすめです。
クロスステッチがはかどる3つのアイテム
- 刺しゅう枠
- 糸切りハサミ
- 糸通し
刺しゅう枠
刺しゅう枠を使うことで、布をピンと張ったまま刺すことができます。
刺しゅう枠を使わなくても刺すことはできますが、使った方が刺しやすく、仕上がりも綺麗になるので用意することをおすすめします。
一般的な丸枠の場合、10cmくらいの小さめサイズがおすすめです。
\おすすめポイント/
- 手になじみやすいサイズ
- なめらかな手触り
- ネジの部分が長いので大きく緩めてしっかり締められる
- お手頃価格(Amazonで2個セットで1000円)
全面刺しの時にあると便利なのが「スクロールフレーム」です。
2本の棒に布を巻き込んで張るタイプで、大きな布もシワや枠跡を付けずに張れて両手が空くので効率よく刺すことができます。
パーキング法という技法で刺す時は必須アイテムです。
保管スペースが必要になるので、ライフスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
私も本当はスクロールフレームが欲しいけれど、保管スペースが無いので丸枠で頑張っています…
刺していくうちに布が糸で重くなってきたので本気でどうしようか検討中…
糸切りハサミ
糸切りハサミは、刺し終わった刺しゅう糸を切るために必要です。
一般的な紙切り用ハサミでも代用できますが、糸の根元ギリギリで切ることが多いので専用のハサミを用意した方が仕上がりも綺麗になります。
専用カバーもあると保管の時に安心です。
糸通し
針穴に糸を通す時に手助けしてくれる糸通し。
クロスステッチの針は針穴が大きく、比較的糸が通しやすいですが、苦手な人は1つ用意しておくとストレスを感じずに楽しむことができます。
全面刺しがより楽しくなる4つのアイテム
- チャコペンorフリクション
- マーカー
- ジッパー付きビニール袋
- ニードルオーガナイザー
チャコペンorフリクション
クロスステッチをする時は、グリッド線と呼ばれるガイド(補助)線を引きます。
- 手芸用チャコペン
- フリクション
- しつけ糸
など方法は色々あるので、好みのアイテムを選んでください。
私は細芯&4色使うのでフリクションを使っています!
通常のクロスステッチの場合は10目ごとに引く場合が多いですが、全面刺しの場合は5目ごとに引いておく場合が多いです。
- 目が細かいので細かくガイドが無いと混乱する
- 全部刺しゅう糸を施すので隠れやすい
刺し手によってグリッド線の引き方も様々なので、自分にしっくりくる引き方を探してください。
マーカー
図案の刺し終わった部分に印をつけるためにマーカーを使用します。
これも手持ちのマーカーがあるならそちらで問題ありませんが、新しく用意するなら「マイルドライナー」シリーズがおすすめです。
全面刺しの図案は最終的に一面マーカーだらけになります。
一般的な蛍光ペンだとこれが目にくる…
このマーカーをマイルドライナーにすることで
- 蛍光感が控えめでチカチカしない
- 穏やかな色合いなのでマーカーを引いたあとも記号を確認しやすい
などのメリットがあります。
「ナチュラルマイルド」や「渋マイルド」セットが個人的にはお気に入り!
マイルドライナーは、手帳タイムにもおすすめです。
ジッパー付きビニール袋
全面刺しは「色数が多い=用意する糸の数も多い」です。
事前準備を済ませた糸が混ざらないようにジッパー付きビニール袋に小分けにして保管します。
ニードルオーガナイザー
全面刺しの技法のうちの1つ、パーキング法という技法で刺す場合
1目刺す⇨色変え⇨1目刺す⇨色変え
を頻繁に繰り返すため
1回ずつ針に糸を通し直すのが面倒!
と、なります。
そんな時にあると便利なのが「ニードルオーガナイザー」です。
使用中の針を休ませておく道具で、糸を針に通したまま一時保管しておけるので作業効率が格段にUPします。
これに関しては自作派も多いみたいです
お気に入りアイテムで全面刺しクロスステッチに楽しく取り組もう!
こちらの記事ではクロスステッチの全面刺し(HAED)に必要な道具やあるともっとHAEDが楽しくなるアイテムを紹介しました。
- 図案
- 刺繍針
- 刺繍糸
- 布
- 刺しゅう枠
- 糸切りハサミ
- 糸通し
- チャコペンorフリクション
- マーカー
- ジッパー付きビニール袋
- ニードルオーガナイザー
お気に入りアイテムで過ごす趣味の時間は、満足度がグンと上がります。
正直チャート(図案)キットさえ決めてしまえばあとはそこまで用意するものもありません。
是非この機会に全面刺しクロスステッチに挑戦してみてください。
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