ティーバッグは茶葉を計量せずに淹れられる分、手軽に紅茶を楽しめるのが魅力です。
ですが、アイスティーの場合、どうしても工程が増えてしまい、ティーバッグの長所が半減してしまいます。
ティーバッグ方式はポットを使用するか否かで作り方が少し変わってきます。
工程自体はあまり変わりませんが、ポット不使用の方が後片付けが楽です。
その日のコンディションに合わせて選ぶのがおすすめです。
- ティーバッグを使ったアイスティーの作り方
- ポットを使用した場合
- ポットを使用しない場合(⇦こちらの方が手軽)
ティーバッグについて
ティーバッグの種類
- ティーポット用ティーバッグ
- ティーカップ用ティーバッグ
一般に流通しているティーバッグには2種類あります。
ティーバッグで紅茶を入れる前に手持ちのティーバッグがどちらのタイプか確認しましょう。
ティーポット用ティーバッグ
ティーポットで抽出する用のティーバッグです。
紅茶専門店などで見かけることが多いのがこちらのタイプです。
内容量は「4〜5g」程度、ちょうど2杯分抽出するのに適した量が入っていることが多いです。
ティーカップ用ティーバッグ
こちらはティーカップで抽出する時によく使用されるティーバッグです。
スーパーなどでも見かける量販タイプはおもにこちらのタイプが流通しています。
内容量は「2g」程度が多いです。
ティーバッグのアイスティーの淹れ方①ポット使用
ティーバッグ方式のアイスティーの作り方①ポット使用
- お湯を沸かす
- ティーポットを温める
- ティーポットにお湯を注ぐ
- 静かにティーバッグを入れて蓋をする
- ティーコジーをティーポットに被せて蒸らす
- ティーバッグを取り出す
- お好みで砂糖を加える
- 氷を入れたグラスに紅茶を勢いよく注ぐ
- お好みで氷を追加する
材料
材料 | 1杯分 | 2杯分 |
ティーバッグ | ティーカップ用1包 | ポット用1包 or ティーカップ用2包 |
熱湯 | 75ml | 150ml |
氷 | 100g(+お好みで) | 200g(+お好みで) |
道具
- 抽出用ティーポット
- やかんor電気ケトル
- ティーコジー
- タイマー
- グラス
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紅茶初心者にもおすすめのガラスティーポット iwaki「プチティー」
作り方
水を勢いよくやかんに注ぎ、お湯を沸かします。
お湯の量の目安
抽出に必要な杯数分
(グラス1杯=約75ml)
+
ティーポットを温めるのに必要な量
おいしい紅茶の抽出には酸素をたっぷり含んだお湯が必要です。
紅茶の抽出に適したお湯の条件
- 水道水or浄水
- 勢いよく注ぎ入れる
- 沸騰したらすぐに火を止める
- ペットボトルのミネラルウォーター
- 沸騰後もさらに沸騰させ続ける
紅茶を淹れる前にあらかじめティーポットにお湯を入れて温めておきます。
ティーポットを事前に温める効果
注いだ熱湯の温度が下がるのを防ぎ、紅茶が十分に抽出される
ティーポットが十分に温まったらお湯を捨てます。
改めて用意した抽出用の熱湯を注ぎます。
ティーポットに入れる順番
熱湯⇨ティーバッグ
先にティーバッグを入れてしまうと、後から熱湯を注ぐ際に茶葉が叩かれて繊維質が出てきてしまいます。
必ず熱湯を先に注いでおきましょう。
熱湯の量の目安
グラス1杯あたり75ml
熱湯の量はストレートティーの半分の量です。
これにより2倍の濃さの紅茶液が抽出されます。
あらかじめ濃い紅茶を作っておくことでこの後の工程で氷を入れても紅茶が薄くなるのを防ぎます。
注ぎ方のポイント
- 20〜30cm上から
- 勢いよく
このポイントを守ることで熱湯に酸素がたっぷり含まれ、この後の工程でより良い茶葉のジャンピングを引き起こします。
ただし熱湯が跳ねるので火傷には注意してください!
ポットの中にティーバッグを入れたらそのまま蓋をします。
ティーバッグの入れ方
- 静かに入れる
- 沈める
- 揺らす
熱湯を注いだティーポットをそのままにしておくと徐々にお湯の温度が下がります。
せっかくの熱湯が冷めない様にティーコジーをポットに被せます。
ティーコジーとは、ポットに被せる保温カバーです。
保温したら、ジャンピングしている茶葉が開くまでしばらくそのまま待ちます。
抽出時間の目安
ティーカップ1杯用⇨1分前後
(茶葉が細かいタイプが多い)
ポット用orティーカップ2杯用⇨2分
(リーフタイプが多い)
ティーバッグで作るアイスティーなので、ストレートティーやリーフタイプより少し短めの抽出時間にします。
タイマーを用意して正確な時間を計るようにしましょう。
抽出が終わったらティーバッグを取り出します
ティーバッグの取り出し方
- 優しく
- 揺らす
- 絞る
渋みが出るのを抑えるために、優しく取り出してください。
甘みをつける場合は、ここでグラニュー糖やフレーバーシロップを入れます。
この工程にはクリームダウンを防ぐ効果もあります。
大きめのグラスに氷を入れます。
氷の量の目安
グラスが氷でいっぱいになるくらい
氷を入れたグラスに熱い紅茶を氷に当てるように勢いよく注ぎます。
全て注いだらすばやくかき混ぜ急激に冷やします。
クリームダウンを防ぐポイント
すばやくかき混ぜて急速に冷やす
手早い作業を心がけてください。
この段階で常温程度の紅茶(アイスティーベース)になります。
アイスティーベースの入ったグラスにさらにお好みで氷を追加します。
入れる氷の量次第で自分好みの冷たさのアイスティーに
ほどほどに冷えたアイスティー:氷2〜3個
キンキンに冷えたアイスティー:氷5個〜
熱い飲み物は気分じゃないけれど冷たい飲み物が苦手という人はこの段階で飲むと美味しくいただけるかと思います。
自分好みのアイスティーを見つけてください
ティーバッグのアイスティーの淹れ方②ポット不使用
ティーバッグ方式のアイスティーの作り方①ポット不使用
- お湯を沸かす
- グラスを温める
- グラスにお湯を注ぐ
- 静かにティーバッグを入れて蓋をする
- 抽出する
- ティーバッグを取り出す
- お好みで砂糖を加える
- 氷を入れた別のグラスに紅茶を勢いよく注ぐ
- お好みで氷を追加する
1人分のアイスティーをより簡単に作る方法です。
工程自体はあまり変わりませんが、ポットを使わないので洗い物が楽になります。
材料
材料 | 1杯分 |
ティーバッグ | ティーカップ用1包 |
熱湯 | 75ml |
氷 | 100g(+お好みで) |
道具
抽出用グラス
やかんor電気ケトル
タイマー
グラス
作り方
水を勢いよくやかんに注ぎ、お湯を沸かします。
お湯の量の目安
抽出に必要な杯数分
(グラス1杯=約75ml)
+
グラスを温めるのに必要な量
おいしい紅茶の抽出には酸素をたっぷり含んだお湯が必要です。
紅茶の抽出に適したお湯の条件
- 水道水or浄水
- 勢いよく注ぎ入れる
- 沸騰したらすぐに火を止める
- ペットボトルのミネラルウォーター
- 沸騰後もさらに沸騰させ続ける
紅茶を淹れる前にあらかじめグラスにお湯を入れて温めておきます。
グラスを事前に温める効果
注いだ熱湯の温度が下がるのを防ぎ、紅茶が十分に抽出される
グラスが十分に温まったらお湯を捨てます。
改めて用意した抽出用の熱湯を注ぎます。
ティーポットに入れる順番
熱湯⇨ティーバッグ
先にティーバッグを入れてしまうと、後から熱湯を注ぐ際に茶葉が叩かれて繊維質が出てきてしまいます。
必ず熱湯を先に注いでおきましょう。
熱湯の量の目安
グラス1杯あたり75ml
熱湯の量はストレートティーの半分の量です。
これにより2倍の濃さの紅茶液が抽出されます。
あらかじめ濃い紅茶を作っておくことでこの後の工程で氷を入れても紅茶が薄くなるのを防ぎます。
注ぎ方のポイント
- 20〜30cm上から
- 勢いよく
このポイントを守ることで熱湯に酸素がたっぷり含まれ、この後の工程でより良い茶葉のジャンピングを引き起こします。
ただし熱湯が跳ねるので火傷には注意してください!
グラスの中にティーバッグを入れたらそのまま蓋をします。
ティーバッグの入れ方
- 静かに入れる
- 沈める
- 揺らす
専用の蓋がない時はお皿をひっくり返して代用しても大丈夫です。
茶葉が開くまでしばらくそのまま待ちます。
抽出時間の目安
ティーカップ1杯用⇨1分前後
(茶葉が細かいタイプが多い)
ティーバッグで作るアイスティーなので、ストレートティーやリーフタイプより少し短めの抽出時間にします。
タイマーを用意して正確な時間を計るようにしましょう。
抽出が終わったらティーバッグを取り出します
ティーバッグの取り出し方
- 優しく
- 揺らす
- 絞る
渋みが出るのを抑えるために、優しく取り出してください。
甘みをつける場合は、ここでグラニュー糖やフレーバーシロップを入れます。
この工程にはクリームダウンを防ぐ効果もあります。
別のグラスに氷を入れます。
氷の量の目安
グラスが氷でいっぱいになるくらい
氷を入れたグラスに熱い紅茶を氷に当てるように勢いよく注ぎます。
全て注いだらすばやくかき混ぜ急激に冷やします。
クリームダウンを防ぐポイント
すばやくかき混ぜて急速に冷やす
手早い作業を心がけてください。
この段階で常温程度の紅茶(アイスティーベース)になります。
抽出したグラスに直接氷を入れるのはダメ?
抽出した熱いグラスに氷を入れるとその後冷えたアイスティーとの温度差でグラスが割れることがあります。
絶対ダメではありませんが、行う時は自己責任で注意して行うようにしてください。
アイスティーベースの入ったグラスにさらにお好みで氷を追加します。
入れる氷の量次第で自分好みの冷たさのアイスティーに
ほどほどに冷えたアイスティー:氷2〜3個
キンキンに冷えたアイスティー:氷5個〜
熱い飲み物は気分じゃないけれど冷たい飲み物が苦手という人はこの段階で飲むと美味しくいただけるかと思います。
自分好みのアイスティーを見つけてください
ティーバッグ方式のアイスティーの作り方の注意点
注意点
- 紅茶液を冷やす時は必ず氷に当てて注ぐ
- 冷蔵庫保管しない
紅茶液を冷やす時は必ず氷に当てて注ぐ
熱い紅茶液を直接グラスにあてて注ぐと、その後冷えたアイスティーとの温度差でグラスが割れることがあります。
必ず熱い紅茶液は氷に当てて注ぐようにしてください。
冷蔵庫保管をしない
今回はグラスに直接注いで作る方法を紹介しましたが、サーブ用ポットに氷を入れて作る方法もあります。
大人数用で作ったけれど飲み残しができてしまった場合、冷蔵庫で保管したくなると思います。
しかし、冷蔵庫保管の場合、徐々に紅茶が冷やされていくのでクリームダウンが起こりやすくなります。
飲み残しが出たときはそのまま常温保管にして、飲む時に氷を追加するのがおすすめです。
できれば早めに飲み切った方が茶葉の風味が楽しめるので、その場で飲み切れる分だけ作るようにするのがおすすめです。
クリームダウンを防ぐコツ
クリームダウンを防ぐコツ
- 移し替えの時に最後の一滴(ベストドロップ)まで入れない
- すばやくかき混ぜて急速に冷やす
この2点に注意して透き通ったアイスティーを楽しみましょう。
おすすめの茶葉
ティーバッグ方式アイスティーの作り方のおすすめシーン
ティーバッグ方式のアイスティーの特徴
- 短時間
- 道具が少ない
- 茶葉を計る必要がない
とにかく手軽にアイスティーが飲みたい時におすすめの作り方です。
シーン別アイスティー の作り方
▼茶葉の風味をしっかり楽しみたい時▼
▼大量に作りたい時▼
▼熱湯抽出して冷蔵庫で保管したい時▼
▼ティーバッグで手軽に作りたい時▼
▼朝1番にアイスティーが飲みたい時▼
ティーバッグ方式のアイスティーの作り方まとめ
今回は「ティーバッグの美味しいアイスティーの淹れ方」を2通り紹介しました。
ティーバッグ方式のアイスティーの作り方①ポット使用
- お湯を沸かす
- ティーポットを温める
- ティーポットにお湯を注ぐ
- 静かにティーバッグを入れて蓋をする
- ティーコジーをティーポットに被せて蒸らす
- ティーバッグを取り出す
- お好みで砂糖を加える
- 氷を入れたグラスに紅茶を勢いよく注ぐ
- お好みで氷を追加する
ティーバッグ方式のアイスティーの作り方①ポット不使用
- お湯を沸かす
- グラスを温める
- グラスにお湯を注ぐ
- 静かにティーバッグを入れて蓋をする
- 抽出する
- ティーバッグを取り出す
- お好みで砂糖を加える
- 氷を入れた別のグラスに紅茶を勢いよく注ぐ
- お好みで氷を追加する
クリームダウンを防ぐコツ
- 移し替えの時に最後の一滴(ベストドロップ)まで入れない
- すばやくかき混ぜて急速に冷やす
最初にも説明した通り、アイスティーの場合どうしても工程が増えてしまい、ティーバッグの長所が半減してしまいます。
どの淹れ方が正しいのではなく、紅茶を楽しみたいシーンによって、手持ちの茶葉や道具、淹れる人の体力的・精神的コンディションなど条件が変わってきます。
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