こんにちは。
りん(@rinrin_belle09)です。
すっきりとした味わいを持つインドネシアの紅茶、ジャワ。
その味わいは食事にぴったりで一時日本でもブームになりました。
こちらの記事ではそんなジャワについて紹介します。
ジャワの産地
ジャワはインドネシアのジャワ島で栽培される茶葉です。
北海道の1.5倍ほどの面積に日本の人口と大差ない1億2000万人以上の人々が暮らす人口密度世界一の島です。
ジャワの茶園はは火山島であるジャワ島西部にある標高1,500m以上の高原や山間のなだらかな地形に点在しています。
このエリアはスリランカの地形とよく似ているので、 紅茶もセイロンティーに似たマイルドな味わいです。
ジャワ島を有するインドネシアは1690年、オランダの植民地として中国種の苗を植えたのが茶の栽培の始まりです。
その後1872年にアッサム種の導入により産業としての紅茶栽培が始められました。
順調に成長を遂げ、一時期は旧オランダ領東インド諸島として、インド、セイロンに次いで3番目の輸出国でした。
しかし、第二次世界大戦により茶園の破壊、食糧栽培への転換などにより紅茶産業は衰退します。
さらにその後のオランダからの独立戦争もあって茶園の復興が遅れました。
しかし、1971年に世界銀行の借款とスリランカによる栽培指導で復興を果たしました。
現在も順調に成長を遂げ、1933年の国際茶協定時には、インド、スリランカに次ぐ、第3の輸出実績を誇るまでになりました。
ジャワの茶葉について
ジャワのグレード・製造方法
ジャワはオーソドックス製法のBOPとCTC製法が多いです。
ごくわずかに需要に応じてOPタイプの茶葉が作られることがあります。
インドネシア国内の茶葉の生産は全て国が管理しています。
それによりジャワの高い品質を保っています。
茶葉のグレードについて知りたい場合は「紅茶の等級(グレード)とは」をご覧ください。
オーソドックス製法・CTC製法について知りたい場合は「紅茶の製造方法」をご覧ください。
ジャワの風味
ジャワは、セイロン紅茶のハイグロウンに似たマイルドで優しい香味が特徴です。
これは生育環境がスリランカのハイグロウンとよく似ているからです。
透明感のある明るいオレンジ色の水色と、優雅で爽やかな香りもよく似ています。
苦み・渋みが少なく、くせのないすっきりした味が幅広く好まれています。
ややコクが不足しているため、主にブレンド用や増量用に使用されます。
ジャワのクオリティシーズン
ジャワの収穫は年間を通して行われます。
他の茶葉のクオリティシーズンほどの顕著な違いはありませんが、乾季に当たる5~11月には、より良い品質の茶葉が収穫されます。
同一年内の差は余りませんが、季節風が吹いた年はその影響を受けるので、年ごとの生育状況の違いはあります。
ジャワのおすすめの飲み方
ストレートティー
ジャワは好みにあわせて、ホットやアイス、様々なバリエーションで楽しめる茶葉です。
まずはジャワのこの茶葉のマイルドで優しい香味をストレートで楽しむのがおすすめです。
ストレートティーの淹れ方は「ストレートティーの美味しい淹れ方」をご覧ください。
アイスティー
ジャワはタンニンが少なく渋みが少ないのでアイスティーにも向いています。
柑橘系のフルーツを浮かべてフルーツティーもおすすめです。
アイスティーの淹れ方は「アイスティーの美味しい淹れ方」
もしくは「短時間で作るアイスティーの美味しい淹れ方」をご覧ください。
水出しアイスティーの淹れ方は「水出しアイスティーの淹れ方」をご覧ください。
おすすめの組み合わせ
ジャワはうま味の多い食品との相性が非常に良いです。
ジャワには、料理の間に飲むことで、次の料理の美味しさを新鮮に感じさせてくれる効果があります。
一般的には、麦茶、ウーロン茶、緑茶などが食事時には好まれますが、ジャワもおすすめです。
ジャワはタンニンがあるものの緑茶やウーロン茶などと比べて渋みや苦味が優しい紅茶です。
そのため「クセがなく控えめな香味で料理の邪魔をしない」で「口の中をさっぱりさせる」効果が両立します。
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