この記事で紹介していること
- ティーポットに求める条件
- ティーポットを選ぶときにチェックしたいポイント
- 管理人の愛用品・購入検討アイテム
こんにちは。
りん(@rinrin_belle09)です。
家で紅茶を飲む時に必要な道具は色々あります。
その中でもまず揃えたいのがティーポットとティーカップです。
店頭でもオンラインでも様々な種類のティーポットが取り扱われているので迷ってしまうのではないでしょうか。
比較的手軽に買える茶葉とは違い、比較的高価で一度購入したら買い換えることの少ないティーポット。
長く愛用できるお気に入りのアイテムを見つけたいところです。
この記事はこんな方におすすめ!
- 自分で茶葉から紅茶を淹れようと考えている紅茶ビギナー
- 新しいティーポットを検討中の方
- ティーポットの選び方の基準に迷っている
最初に揃えたい2つのティーポット
リーフタイプの茶葉から紅茶を淹れる場合、ティーポットは
- 抽出用のティーポット
- サーブ用のティーポット
の2つを揃えることをおすすめします。
なぜ2つもティーポットが必要かと言うと
ベストな抽出具合で茶葉と茶液を分けるのに便利だからです。
目安の抽出時間を超えても茶葉をお湯に入れたままにしておくと、そのまま抽出が進み、渋みや雑味が出過ぎた美味しくない紅茶が出来上がってしまいます。
ですので「ここ!」というタイミングで手早く紅茶液から茶葉を取り出しておきたいのです。
ティーポットが1つしかないとスプーンで掻き出す方法になりますが、これだと時間がかかるし全ての茶葉を取り除けません。
ティーポットが2つあればティーストレーナ(茶こし)を使って移し替えることで手早く茶葉を取り除くことができます。
ですので、抽出用とサーブ用、2つのティーポットを揃えましょう。
ティーポットを選ぶときにチェックしたいポイント
チェックポイント①素材
ティーポットの素材には大きく分けて
- ガラス
- 陶磁器
- ステンレス
の3種類があります。
ガラス製ティーポットの特徴
◎メリット◎
- 透明なので茶葉のジャンピングを確認できる
- 香りが付きにくく、紅茶同士の香りの影響が少ない
△デメリット△
- 他の素材に比べて冷めやすい
陶磁器製ティーポットの特徴
◎メリット◎
- 保温性に優れている
- 自分好みのデザインが見つけやすい
△デメリット△
- 重いので取り回ししにくい
ステンレス製ティーポットの特徴
◎メリット◎
- 錆びにくい
- 丈夫で割れにくい
- 比較的軽量
- 汚れが落ちやすい
△デメリット△
- 熱伝導率が高いので、持ち手意外を触ると火傷の恐れあり
- 無骨なデザインが多く、女性ユーザーの人気はあまり高くない
チェックポイント②形
- 丸型
- スクエア型
- 筒形
他にもデザイン性に優れた様々な形のティーポットがあります。
チェックポイント③容量
ティーポットを選ぶ際には容量も大切です。
よく「大は小を兼ねる」と言いますが、ティーポットの場合はこれが当てはまりません。
美味しい紅茶を淹れるためには「ジャンピング」と呼ばれるティーポット内で起きる茶葉が上下運動する現象が欠かせません。
ジャンピングによって、小さな茶葉がムラなく熱湯に混ざり、茶葉の味・水色・香りが引き出されやすくなります。
ジャンピングにはティーポット内で対流を起こす必要があります。
1リットル用のティーポットで300mlの熱湯で紅茶を抽出しようとしても定水位すぎて対流が起こりにくく、ジャンピングもすぐに終わってしまう恐れがあります。
300ml・600ml・1000mlが規格として多いので下の図を目安にして必要な容量のティーポットを用意しましょう。
容量 | 杯数 | 人数 |
300ml | 約2杯分 | 1人分 |
600ml | 約4杯分 | 2人分 |
1000ml | 約7杯分 | 3〜4人分 |
ティーカップ1杯あたり150mlを基本とし、1人分=ティーカップ約2杯分として必要な量が考えられます。
なぜ1人1杯でないのかと言うと、そもそも紅茶はアフタヌーンティーの場でケーキやサンドイッチなどの軽食とともにおしゃべりしながら飲む物だったからです。
長時間に及ぶアフタヌーンティーの場では1人1杯だと足りなくなってしまうのですね…
日本ではもう少し気軽に飲む人も多いと思うので、杯数に応じて容量を決めても良いかもしれません。
ここも見ると良いポイント
上記3つのポイントは必ず検討したい条件ですが、こちらも合わせてチェックすると長く愛用できるティーポットが見つかりやすくなります。
- 価格
- 洗いやすさ(食洗機対応か)
- 割れにくいか
抽出用ティーポットに必要な条件
抽出用ティーポットに必要な条件
- ガラス製
- 丸型
- 必要な紅茶の容量に合ったサイズ
紅茶の抽出に使用する場合はガラス製の丸型のものがおすすめです。
ジャンピングの必要条件の1つであるポット内のお湯の対流は、丸型のポットが最も起こりやすいのです。
ですので丸型のポットでジャンピングが起きるか確認できるガラス製のティーポットが最もおすすめです。
抽出用ガラス製ティーポット愛用品&購入検討アイテム
1人〜2人用ガラス製ティーポット(愛用品モデル)
【iwaki/レンジのポット・プチティー ブルー】
りん初代がこちらの伊藤園コラボ限定商品を愛用していました。
つい先日割ってしまって2代目としてまたこちらを購入しました。
実際に使って感じたおすすめポイント
- 洗いやすいシンプル構造
- ハンドル部分が取り外せるので細かいところの衛生面も安心
- フタをしたまま電子レンジOK
- 匂い移りと茶渋が付きにくいガラス製
2〜3人用ガラス製ティーポット(購入候補)
【KINTO/UNITEAワンタッチティーポット】
友人を家に招いてティータイムの機会ができたら購入したいなと候補に入っているのがこちらです。
購入検討ポイント
- リッド(蓋)とティーストレーナー(茶こし)機能が一体化しているので来客時にティーストレーナーを別で出す必要がない
- 持ち手部分が大きいので紅茶液の量が増えて重くなってもしっかり握って落とす心配が減る
- スタイリッシュな見た目でお客さんの目に触れても安心
3〜4人用ガラス製ティーポット(購入候補)
【HARIO/ティー&コーヒーサーバー タイム】
大勢に振る舞う機会ができたら揃えたいのがこちらの1000ml対応ティーポット。
あまり交友関係広くないので憧れのまま終わりそうな予感がしていますが…
購入検討ポイント
- 側面に湯量の目盛り付き
- 上品なブラウンの蓋&持ち手
サーブ用ティーポットに必要な条件
サーブ用ティーポットに必要な条件
- 保温性に優れた陶磁器製
抽出用のティーポットはおいしい紅茶を淹れるために必要な条件がありましたが、サーブ用のティーポットに求められる条件は1つだけです
紅茶は冷めてしまったものよりも温かいもののほうがおいしく飲めます。
そのためには保温性に優れた陶磁器製のティーポットが便利です。
保温機能を高めるためにティーコジーを使うのもおすすめです。
サーブ用のティーポットにはテーブルコーディネートの役割もあります。
デザイン製の高いティーポットで華やかさを出すもよし、シンプルなホワイトのティーポットでティーカップのコーディネートを楽しむもよし。
お気に入りのティーポットを見つけて自分らしいティータイムを演出しましょう。
サーブ用ティーポット人気アイテム(購入検討アイテム含む)
先ほどお話ししたようにサーブ用ティーポットは自分自身の好みを追求して欲しいアイテムです。
こちらでは人気のテーブルウェアブランドのサーブ用ティーポットを紹介します。
Noritake(ノリタケ)
【ノリタケ/シェールブラン ティーポット(小)】
購入検討ポイント
- どんなティーカップともデザインがぶつからない白色(様々な柄のティーカップを1客ずつ揃えようと考えているので)
- 和室にも洋室にも浮かない現代風立湧(たてわく)文様
- ノリタケなのに比較的リーズナブル
- 軽いのに丈夫な作り
- 電子レンジ対応
- まさかの食洗機対応!
オーソドックスな白一色なのに上品さを備えながらも個性が光る現代風立湧文様。
和洋どちらのシーンにも使えるデザインで和モダン好きにはたまらない…
それでいて現代の台所事情に適応するよう機能面も充実してるとか本当に理想の集大成…
(おっと、つい熱くなってしまった…)
大きいサイズも展開しているので来客の多い方には是非検討してほしいアイテムです。
【ノリタケ/シェールブラン ティーポット(大)】
ノリタケのティーポットにしては価格も比較的リーズナブルなシリーズなのでちょっと良いティーポット入門におすすめです。
WEDGEWOOD(ウエッジウッド)
【ウエッジウッド/ワイルドストロベリー ティーポット(S)】
海外テーブルウェアブランドで有名なウエッジウッドの代表シリーズ「ワイルドストロベリー」。
ティーカップの図案に多い柄・色合いなのでこちらもテーブルコーディネートの妨げにはならなさそうです。
ittala(イッタラ)
【イッタラ/ティーマ ティーポット1L】
北欧デザインが好きな方におすすめなのがイッタラです。
「ティーマ」シリーズでは北欧デザインの様々な形・カラーのテーブルウェアが扱われています。
好きなカラーを組み合わせて北欧の世界を演出するのも素敵です。
Francfranc(フランフラン)
【フランフラン/アネモネ ティーポット】
可愛さとリーズナブルさの両方が欲しい方にはフランフランがおすすめです。
最近よく見る茶こし付きティーポットはどうなの?
取り外しできる茶こしが中に入っているティーポットが最近増えてきましたね。
ティーポットを2つ用意する必要もなく、茶こしをカパッと外せば茶葉も簡単に取り除けて便利そうですよね。
ですがせっかく紅茶をリーフタイプで楽しみたいのでしたら、こちらはあまりおすすめしません。
茶こし付きのティーポットですと、茶葉が動けるスペースが茶こしの中だけになってしまうのでジャンピングが促されず、美味しい紅茶が抽出されにくくなります。
「予算の都合上とりあえずまず1つティーポットが欲しい」
「ティーポット2つと茶こし、ティーカップも洗わなきゃいけないなら今日紅茶飲むのやめるわ…」
という場合には
茶こし容量がほぼティーポット並みにあるタイプ
をおすすめします。
【ハリオ/リーフティーポット クリア】
こちらでしたらジャンピングするスペースもある程度確保できますし、余裕のあるときは茶こしを外して通常通り使用できます。
コンディションに応じて手軽さを追求するのも、楽しいおうちカフェライフには大切です。
まとめ
こちらの記事では
- ティーポットに求める条件
- ティーポットを選ぶときにチェックしたいポイント
- 管理人の愛用品・購入検討アイテム
を紹介しました。
この記事のポイント
- リーフタイプの茶葉で美味しい紅茶を淹れるためには
- 抽出用のティーポット
- サーブ用のティーポット
の2つを揃えるのがおすすめ
- 抽出用ティーポットに必要な条件
- ガラス製
- 丸型
- 必要な紅茶の容量に合ったサイズ
- サーブ用ティーポットに必要な条件
- 保温性に優れた陶磁器製
なかなか買い換えることの少ないティーポットだからこそお気に入りのアイテムを見つけて毎日のおうちカフェタイムを特別なものにしましょう。
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