朝の光に少し温かさを感じるようになってきた今日この頃。
窓際に置いた刺繍枠にも、明るい日差しが差し込むようになりました。
年度替わりの4月。
忙しい日が続くと、 「何かを作る余裕なんてないな」と感じることもありますが、少しでも手を動かす時間を取るようにしていました。
ほんの少しの時間ですが、それだけで気持ちが整えられて、一日の進み方が変わるような気がしています。
今月は、そんなふうに過ごしながら、春の空気を少しずつ刺し留めるように、針を進めていました。
2026年4月の刺繍

今月は「yulaのリース 植物刺繍と過ごす12か月」から「鬱金香の開く頃」を刺し始めました。
春らしいチューリップのリースを、部屋にそっと飾りたくなって選びました。
少しずつ形になっていく様子を眺めていると、慌ただしい毎日の中にも、少しだけ春の空気が入り込んでくるような気がします。
ページをめくるだけでも心が明るくなるような一冊で、季節ごとに図案を選ぶ時間も、今の暮らしの楽しみになっています。
使った糸・布

今回は、手持ちの刺繍糸を中心に使っています。
背景の布の色を、見本の緑から、春らしさを感じるやわらかな黄色に変えてみました。
春の光に似合うような、明るくやさしい空気感にしたくて選んだ色です。
新しく揃えるのも楽しいですが、今あるものの中から組み合わせを考える時間も、静かに心をゆるめてくれる気がしています。
今使っている道具は、こちらにまとめています。
道具をあらためて揃えなくても始められるのも、刺繍のいいところだなと感じています。
春を感じる刺繍時間

年度の変わる時期で、どうしてもバタバタする日が多く、まとまった時間を取るのが難しい1か月でした。
その分、針の進みはゆっくりでしたが、少しでも触れるだけで、忙しなかった頭の中がすっと落ち着く感覚がありました。
刺繍をする時間は、その日によって少しずつ違います。
朝の紅茶と一緒に、数分だけ針を進める日もあれば、夜にやっと一息ついて、静かに向き合う日もあります。
まとまった時間がなくても、少しずつ進んでいくのが心地よくて。
「ちゃんとやる」ではなく、「触れておく」くらいの距離感が、今の自分にはちょうどいいように感じています。
紅茶をいれて、机を少し整えてから針を持つと、それだけで時間の流れが切り替わるような気がします。
そんな時間の整え方は、こちらにもまとめています。
刺繍時間の中で感じたこと

少しずつ形になっていくリースを眺めながら、春の空気をゆっくり受け取っているような気持ちで過ごしていました。
忙しい日が続くと、気持ちまで慌ただしくなってしまいますが、ほんの少しでも針を持つ時間があると、頭の中に余白が戻ってくる気がします。
完成を急ぐというより、「今月、こんなふうに過ごしていたな」とあとから思い返せるような時間を残している感覚に近いのかもしれません。
刺繍は作品を作るだけではなく、季節の流れをゆっくり受け取るための時間にもなっている気がしています。
来月刺したいもの
来月も引き続き、このリースを進めていく予定です。
もう少し小さな図案に寄り道するかも、とも思いつつ、今はこのまま季節の流れに合わせてゆっくり仕上げていけたらと考えています。
そのときの気分に合わせて選べるように、少し余白を残しておくのも、無理なく続けるためのひとつの形なのかもしれません。
毎月ひとつの作品を仕上げる、というよりも、「今月の手の動き」を残していくような感覚で続けています。
うまく進まない月があっても、針を持った時間が少しでもあれば、それだけで十分なのかもしれません。
この春の刺繍時間とあわせて
完成したリースはこちらから。

刺繍を無理なく続けたいときに。

紅茶をいれて、少し気持ちを整えたい日に。
▶︎ 季節のティータイムの整え方
少しずつ整えていく時間が、また明日へ向かう余白になりますように。


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