冷たくスッキリ、ミルクの優しさも楽しめるアイスミルクティー。
好きな人も多いと思いますが、「何だか物足りない」アイスミルクティーに遭遇したことはありませんか?
そんな時は「ティーベース」を使うと解決!
「ティーベース」は、茶葉を濃く抽出した「濃厚な紅茶液」のことです。
こちらの記事では「ティーベースを使って作る美味しいアイスミルクティーの作り方」を紹介します。
「ティーベース」で作る美味しいアイスミルクティーの作り方
- 「ティーベース」とは
- 小鍋で煮出す作り方
- グラスとティーバッグを使う手軽な作り方
- ティーベースのアレンジレシピ
- おすすめの茶葉
- 市販のおすすめティーベース
アイスミルクティーの作り方
アイスミルクティーの作り方
【鍋でしっかり煮出す作り方】
- 小鍋に水を入れて沸かす
- 沸騰直前に茶葉を入れ、弱火にして煮出す
- お好みで砂糖を加える
- 容器に注ぐ
- ティーベースの完成!
- ミルクと混ぜる
【グラス×ティーバッグの手軽な作り方】
- お湯を沸かす
- マグカップを温める
- マグカップに抽出用のお湯を注ぐ
- 静かにティーバッグを入れる
- マグカップに蓋を被せて15分蒸らす
- ティーバッグを取り出す
- ティーベースの完成!
- ミルクと混ぜる
作り方は2種類あるので、材料やコンディションに合わせて選んでください!
ティーベースの濃縮度
ティーベースの濃度
ストレートティーの5倍濃縮
ティーベースレシピを研究するにあたって、まずは市販のティーベースの濃縮度と紅茶とミルクの比率を調べてみました。
商品名 | 濃縮度 | 推奨比率 |
---|---|---|
ボスティーベース | サントリー5倍濃縮 | 紅茶液1:ミルク4 |
ブラックティー | ジーエスフード5倍濃縮 | 紅茶液1:ミルク4 |
口コミで人気の高い2つのティーベースを調べてみたところ、どちらも「5倍濃縮」「紅茶液1:ミルク4」で作られていました。
冷たいミルクをたっぷりと使用するので、ホットのミルクティーよりも濃い目の紅茶で作ると紅茶の風味もミルクの甘みも楽しめる美味しいアイスミルクティーになります。
こちらの記事でも、「5倍濃縮」で作り方を紹介していきます。
紅茶とミルクの美味しい比率
色々試してみて美味しいと感じた紅茶とミルクの比率を紹介します。
種類 | 濃縮度 | 推奨比率 |
---|---|---|
ホットミルクティー | 1.5倍濃縮 | (120ml:30ml) | 紅茶液4:ミルク1
濃厚ミルクティー | 2倍濃縮 | 紅茶液2:ミルク1 (100ml:50ml) |
アイスミルクティー | 5倍濃縮 | (30ml:120ml) | 紅茶液1:ミルク4
こちらのブログでは、この比率での作り方を紹介しています。
抽出時に茶葉がお湯を吸収する加減で紅茶の量は多少前後するので、比率は大体の目安程度ですが、
- 覚えやすい
- 作りやすい
- 美味しい
を兼ね備えた割合かなと感じました。
材料
材料 | 1杯分 |
---|---|
茶葉 | orティーバッグ5包 | ティースプーン5杯(10g)
熱湯 | 150ml |
砂糖 | お好みで |
ミルク | 120ml |
氷 | お好みで |
道具
- 小鍋もしくはマグカップ
- ティースプーン
- タイマーor砂時計
- ティーストレーナー
- 容器
- グラス
- スプーン
鍋でしっかり煮出す作り方
小鍋に水を注ぎ火にかけます。
使う鍋は小鍋の方がおすすめ!
ティーポットで紅茶を淹れる時と同じく、大きすぎる容器は向きません。
ちょうど良い容量の小鍋を用意しましょう。
沸騰直前に茶葉(10g)を入れ、沸騰したら弱火(水面がブクブク動く程度)で煮出します。
最初は水流に合わせて踊っている茶葉が沸騰して盛り上がってきたら火を止めます。
目安としては2分程度になります。
濃く煮出そうと長時間煮込むとかえってえぐみが強くなります。
また煮出す際に沸騰を続けると、水中の酸素がどんどん無くなり、水中で茶葉とミネラルの反応が起こらず、土臭い紅茶となります。
上記の目安でまずは淹れてみて、好みに合わせて適度な煮出し時間を見つけてください。
砂糖を加えると格段にティーベースのコクが増します。
・紅茶の風味を変えずにコクを足すことができる
⇨グラニュー糖
・素材特有の風味も合わせてアレンジを楽しめる
⇨ブラウンシュガー
⇨黒糖
⇨メイプルシロップ
⇨はちみつ
砂糖を加えたら底に溜まらないようにかき混ぜます。
ティーストレーナーと呼ばれる茶こしを通して容器に出来上がったティーベースを注ぎます。
茶葉が水を吸う量に左右されますが、大体30mlくらいのティーベースができます。
量が少なかったら、最後はスプーンで軽く絞っても大丈夫です。
冷たいミルク(120ml)と氷(お好みで)を入れたグラスにティーベース(30ml)を入れます。
混ぜる時の一工夫で見栄え抜群のセパレートティーができます
映える!セパレートティーを作るコツ
砂糖なしティーベース
⇨ミルクを入れてからスプーンでそっとティーベースを垂らす
砂糖ありティーベース
⇨ティーベースを入れてからミルクを氷に当てるように優しく注ぐ
グラス×ティーバッグの手軽な作り方
水を勢いよくやかん(or電気ケトル)に注ぎ、お湯を沸かします。
抽出に必要な量(約150ml)
+
マグカップを温めるのに必要な量
おいしい紅茶の抽出には酸素をたっぷり含んだお湯が必要です。
紅茶の抽出に適したお湯の条件
- 水道水or浄水
- 勢いよく注ぎ入れる
- 沸騰したらすぐに火を止める
- ペットボトルのミネラルウォーター
- 沸騰後もさらに沸騰させ続ける
紅茶を淹れる前にあらかじめマグカップにお湯を入れて温めておきます。
事前に温めることで注いだ熱湯の温度が下がるのを防ぎ、紅茶が十分に抽出されます。
ティーポットが十分に温まったらお湯を捨て、改めて用意した抽出用の熱湯(150ml)を注ぎます。
先にティーバッグを入れてしまうと、後から熱湯を注ぐ際に茶葉が叩かれて繊維質が出てきてしまうので、必ず熱湯⇨ティーバッグの順番でグラスに入れます。
注ぎ方のポイント
- 20〜30cm上から
- 勢いよく
このポイントを守ることで熱湯に酸素がたっぷり含まれ、この後の工程でより良い茶葉のジャンピングを引き起こします。
ただし熱湯が跳ねるので火傷には注意してください!
お湯の中に入れる前に、ティーバッグ(5包)を軽く広げて少し振っておきます。
パッケージの中で平らに潰れていた中の茶葉がほぐれ、渋みや苦みの原因にもなる”微粉”が落ちます。
ほぐしたティーバッグをお湯を入れたマグカップの中にそっと静かに入れます。
箸で沈めたり、揺らす必要はありません。
熱湯を注いだマグカップをそのままにしておくと徐々にお湯の温度が下がっていってしまうので、蓋をしておきます。
マグカップに付属している蓋でも、適当な平皿でも蓋ができれば何でも良いです。
濃い紅茶液にするためじっくり15分抽出します。
タイマーを用意して正確な時間を計るようにしましょう。
抽出が終わったらティーバッグを取り出します
この時も渋みが出るのを抑えるために、優しく取り出してください。
茶葉が水を吸う量に左右されますが、大体30mlくらいのティーベースができます。
量が少なかったら、最後はスプーンで軽く絞っても大丈夫です。
アイスミルクティーだけじゃない!アレンジ豊富なティーベース
ティーアフォガード
バニラアイスに温めたティーベースをかけるだけで簡単なスイーツの出来上がり!
温めたティーベースととろりと溶けたアイスが絶品です。
セパレートフルーツティー
アイスミルクティーのミルクをジュースに変えたアレンジティーです。
砂糖をたっぷり(大さじ1くらい)を溶かした比重の重たいティーベース(30ml)にフルーツジュース(120ml)を注ぎます。
甘みをつけるのは比重を重くするのと、白く濁るクリームダウンを避けるためです。
見た目も味も爽やかなアレンジティーです。
チーズティー
台湾グルメとして人気のチーズティーも、ティーベースで簡単に作ることができます。
室温に戻したクリームチーズ(20g)、生クリーム(20ml)、砂糖(2g)、塩(少々)を角が立つまで泡だててアイスミルクティーに乗せるだけ!
アイスミルクティーをセパレートにするとより一層映えるデザートドリンクになります。
ティーベースにおすすめの茶葉
ティーベースは割って楽しむので、風味のしっかりした茶葉がおすすめです。
アッサム
ミルクティー向き茶葉一押しのアッサム。
コロコロとした丸い粒状のCTC茶葉は濃い紅茶を抽出しやすく、コクのある味わいを楽しむことができます。
ディンブラ
ディンブラは、ストレート・ミルクティーどちらでも美味しく飲める「セイロン紅茶の女王」です。
コク・香り・味わいのバランスが良く、日本人が紅茶と聞いて思い浮かべる中でも「最も紅茶らしい紅茶」と言われています。
アールグレイ
ベルガモットの香りがエキゾチックなアールグレイは、好みが別れますがティーベースにおすすめです。
元々種類豊富なアールグレイは、選び方次第でアレンジは無限大。
色々な茶葉を試して是非自分好みの飲み方を見つけてください。
手軽に楽しめる!市販のティーベース
市販のティーベースも手軽に楽しめるのでおすすめです。
開封したら早めに飲み切ることが推奨されているので少しだけ欲しい時は手作りがおすすめですが、大人数で飲む時など大量に必要な時は便利です。
どうしても余ったら製氷皿で冷凍保存すると紅茶氷として使い切れます!
アイスミルクティーの美味しい淹れ方まとめ
こちらの記事では「アイスミルクティーの美味しい淹れ方」について紹介しました。
アイスミルクティーの作り方
【鍋でしっかり煮出す作り方】
- 小鍋に水を入れて沸かす
- 沸騰直前に茶葉を入れ、弱火にして煮出す
- お好みで砂糖を加える
- 容器に注ぐ
- ティーベースの完成!
- ミルクと混ぜる
【グラス×ティーバッグの手軽な作り方】
- お湯を沸かす
- マグカップを温める
- マグカップに抽出用のお湯を注ぐ
- 静かにティーバッグを入れる
- マグカップに蓋を被せて15分蒸らす
- ティーバッグを取り出す
- ティーベースの完成!
- ミルクと混ぜる
濃厚なティーベースを使うことで冷たい牛乳にも負けないコクのあるアイスミルクティーを楽しむことができます。
是非、今年の夏の定番レシピに加えてみてください!
コメント