手帳を選ぶとき、サイズやフォーマット、紙質など、いろいろな条件を考えます。
けれど、もうひとつ考えてみたいことがあります。
それは、「私は、いつ手帳を開きたいんだろう?」ということ。
朝、一日の予定を確認するとき。
日中、次の予定やToDoを見返すとき。
夜、今日あったことを書き残すとき。
休日に、これからやりたいことをゆっくり考えるとき。
同じ手帳でも、開く時間が変われば、欲しいページや使いやすさも少し変わってきます。
前の記事では、A5・B6・A6など、手帳のサイズを暮らしから考えてみました。
こちらの記事では、「いつ手帳を使いたいか」から、手帳との付き合い方を考えてみます。
手帳を開く時間を思い浮かべてみる
まずは、自分が手帳を開いているところを思い浮かべてみます。
たとえば、こんな時間があります。
- 朝、一日の予定を見る
- 日中、予定やToDoを確認する
- 夜、その日のことを記録する
- 休日、ゆっくり考えごとをする
- 外出先で必要な情報を確認する
「手帳を使う」とひとことで言っても、開く場面は人それぞれです。
毎朝決まった時間に開く人もいれば、予定があるときだけ開く人もいる。
一日の終わりに、ゆっくり書く時間を楽しみにしている人もいるでしょう。
まずは「どんな手帳がいいか」を考える前に、自分はいつ手帳を開きたいのかを思い浮かべてみます。
手帳を使う時間から、フォーマットを考えてみる
手帳を開く時間が変われば、そこで見たいものや、残したいものも変わってきます。
ここでは、朝・日中・夜・休日という時間ごとに、どんな使い方ができるのかを眺めてみます。
朝に開くなら、一日の始まりを見渡せる手帳
朝、手帳を開いて、「今日は何があるんだっけ?」と、一日の予定を確認する。
家族の予定や自分の予定、やることを眺めながら、「今日はこんな一日になりそうだな」と、少し先まで見渡してみる。
そんな使い方なら、こんなページがあると使いやすそうです。
- 今日の予定
- 家族の予定
- ToDo
- 一日の時間の流れ
- 今日やりたいこと
1か月の予定を確認したいならマンスリー。
一週間の予定やToDoまで見たいならウィークリー。
一日の時間の流れまで眺めたいならバーチカル。
このように、朝に何を確認したいのかによって、選びたいフォーマットも少しずつ変わってきます。
朝のほんの数分、手帳を開く。
それだけでも、その日の予定を頭の中だけで抱えるのではなく、ページの上に並べて眺める時間になります。
日中に開くなら、すぐ確認できる手帳
日中は、朝に決めた予定どおりに一日が進むとは限りません。
予定が変わったり、買い物を思い出したり、急にやることが増えたり。
- 次の予定
- 買い物
- ToDo
- 思いついたこと
- 予定変更
この時間に手帳を開きたいなら、そのとき必要なものを確認するために「すぐ手に取れること」も大切になってきます。
バッグの中に入れておく。
家の中の決まった場所に置いておく。
よく使うペンと一緒にしておく。
そうすると、必要になったときに「手帳はどこだっけ?」と探すところから始めなくても済みます。
ここで大切なのは、単純に「持ち歩けるサイズだから選ぶ」ということではありません。
日中のこの時間に開きたいから、手元に置いておきたい。
そんなふうに考えてみると、サイズや置き場所も自然に決まってくることがあります。
夜に開くなら、一日を振り返れる手帳
一日の終わりに手帳を開いてその日を振り返る。
私は、この時間の手帳も好きです。
- 日記
- 良かったこと
- 読書記録
- その日の気持ち
- 明日の予定
- ジャーナリング
予定を確認するためだけではなく、その日にあったことを少しずつ残していく。
たくさん書く日もあれば、数行だけの日もある。
何も特別なことがなかった日も、手帳を開いてみると、「今日はこんなことがあったな」と思い出すことがあります。
私の場合、夜に書きたい手帳は2冊あり、ロルバーンには日々のことや、考えたこと、調べたことなどを残しています。
もう1冊のほぼ日weeksには、「良かったこと」など、気持ちが動いた部分を拾うようにしています。
どちらも、未来の予定を管理するだけではなく、過ぎていく時間を手元に残しておくための手帳です。
夜に手帳を開く時間が好きなら、デイリーや1日1ページのように、一日のためのスペースがある手帳も候補になります。
でも、必ずしもデイリーである必要はありません。
- ウィークリーの余白に数行書く
- マンスリーに、その日の印象をひとこと残す
- ノートに自由に書く
そんな使い方でも十分です。
大切なのは、「夜に少し書きたい」と思ったときに、自然と開けることなのかもしれません。
休日に開くなら、自由に楽しめる手帳
休日は、平日のように決まった時間に沿って動くというより、その日の予定や気分に合わせて過ごすことも多いもの。
だから、手帳の使い方もいつもと同じではなく、少し自由にしてみます。
- 「この日にやる」と決めず、やりたいことだけを書いておく
- 読みたい本や、やってみたいことをリストにしておく
- 思いついた刺繍のアイデアをメモしておく
- 来週やってみたいことを、まだ予定にせず残しておく
- 手帳ではなくメモ帳に書いて、あとから貼っておく
たとえば、「この週末に刺繍をする」と予定に入れてしまうと、できなかったときに少し気になってしまうことがあります。
そんなときは、「刺繍を進めたい」とだけメモしておいて、時間ができたら手に取る。
それくらいの余白を残しておくのも、休日の手帳の使い方のひとつです。
手帳に書いたものを、必ずその日に実行しなくてもいい。
思いついたことを一度メモしておいて、あとから見返してもいい。
手帳に直接書かず、メモ帳に書いたものを貼ってもいい。
そう考えると、手帳の使い方にも、もう少し自由な余白が生まれます。
「手帳=予定を管理するもの」と考えずに、思いついたことや、これからやってみたいことを置いておく場所として使ってみる。
休日には、そんな使い方も気軽な気がします。
手帳を開く時間によって、必要なフォーマットも変わる
ここまで見てきたことを、いったん整理してみました。
| 手帳を開く時間 | こんなことをしたい | 相性を考えやすいフォーマット |
|---|---|---|
| 朝 | 一日の予定を確認したい | マンスリー・ウィークリー |
| 日中 | 予定やToDoを確認したい | ウィークリー・バーチカル |
| 夜 | 日記や記録を残したい | デイリー・1日1ページ |
| 休日 | やりたいことやアイデアを自由に残したい | ウィークリー・デイリー・ノートなど |
| 外出先 | 必要な予定を確認したい | マンスリー・コンパクトなウィークリーなど |
もちろん、「朝ならマンスリー」「夜ならデイリー」と決まっているわけではありません。
朝に1日1ページを使って、その日のことをたくさん書く人もいるでしょう。
夜にバーチカルを開いて、一日の記録を残すこともできます。
ここでのフォーマットは、あくまで「自分はどんなふうに使いたい?」を考えるためのきっかけ。
フォーマットから選ぶのではなく、使いたい時間から眺めてみると、自分に必要なページが少し見つけやすくなります。
ひとつの手帳を、一日の中で何度も開いてもいい
ここまで時間ごとに手帳の使い方を考えてきましたが、もちろん、一冊の手帳を一日一回だけ使う必要はありません。
- 朝は予定を見る
- 昼はToDoを見る
- 夜は記録を書く
そんなふうに、一日の中で何度も同じ手帳を開いてもいいのです。
朝に書いた予定を、日中にもう一度確認したり、夜になったら、その日の出来事を少し書き足す。
そうしているうちに、一冊の手帳の中に「これからの予定」と「過ぎていった時間」の両方が残っていきます。
反対に、役割によって手帳を分ける方法もあります。
朝は家族の予定を見る手帳。
外出先では必要な情報だけを持ち歩く手帳。
夜は自分のことを書く手帳。
そんなふうに分けてもいい。
「朝用」「夜用」ときっちり決めなくても、自分が自然に手帳を開く場面を考えてみると、必要な手帳の形が見えてくることがあります。
手帳を置く場所も、「いつ使うか」を考えてみる
「手帳をどこに置くか」を考えるときも、置き場所だけを見るのではなく、いつ使うかから考えてみると分かりやすくなります。
朝に使うなら、朝の動線の中に。
朝食のあとに予定を確認するなら、朝食を終えたときに目に入る場所に置いておく。
夜に使うなら、夜に過ごす場所の近くに。
寝る前に手帳を開くなら、ベッドサイドに置いておく。
外出先で使うなら、バッグの中の取り出しやすい場所に入れておく。
「どこに置けば使いやすい?」と考えるより、
「いつ使うから、どこに置いておく?」
と考えてみる。
そうすると、手帳をしまい込まず、自然と手に取れる場所が見つかるかもしれません。
前の記事では、手帳をどこで使うのか、どのくらい持ち歩くのかという視点からサイズを考えました。
今回はそこからもう一歩進んで、その手帳を使う時間から置き場所を考えてみました。
サイズと置き場所、そして使う時間。
どれかひとつだけで決めるのではなく、つながりを考えてみると、自分にとって心地よい手帳の形が少しずつ見えてきます。
手帳を選ぶときは、「開く時間」から考えてみる
どんな手帳が自分に合うのか迷ったら、
「どんな機能が必要?」
と考えるだけでなく、
「私は、いつこの手帳を開きたい?」
と考えてみるのもひとつの方法です。
朝の数分なのか。
日中、予定を確認する瞬間なのか。
夜のお茶時間なのか。
休日に、これからのことをゆっくり考える時間なのか。
その時間に手帳を開いて、何を見たいのか。
何を残したいのか。
そこまで思い浮かべてみると、サイズやフォーマットを選ぶときにも、少しずつ自分の基準ができてきます。
手帳を選ぶことは、手帳そのものを選ぶだけではなく、手帳と一緒に過ごす時間を選ぶことでもあるのかもしれません。
来年の手帳を開いたとき、どんな時間を過ごしたいだろう。
そんなことを思い浮かべながら、ゆっくり選んでみるのも楽しそうです。
今日の手帳時間で使ったもの
この記事を書きながら、実際に使っていた手帳たちです。
手帳を選ぶときは、スペックだけではなく、実際にページを開いたときの心地よさも大切にしています。
ロルバーンダイアリー
日々のことや読書、出かけたことなどを残しています。
ほぼ日Weeks
そのとき感じたことや、「良かったこと」を拾うために使っています。
SUNNY
これからの予定や発信のことを考えるときに使っています。
使う時間や役割が変わると、同じ手帳でも少し違った表情が見えてきます。
気になるものがあれば、実際の使い方も眺めながら、自分の暮らしに合う一冊を探してみてください。


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