紅茶ブランド「トワイニング(TWININGS)」とは?

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紅茶ブランドトワイニング(TWININGS)。

世界的に有名なこちらのブランドの商品を見かけたことがある人は多いのではないでしょうか。

こちらの記事では、そんなトワイニングについて紹介します。

この記事で紹介していること

紅茶ブランド「TWININGS(トワイニング)」について

  • 歴史
  • ブランドのこだわり
  • おすすめ商品
目次

トワイニング(TWININGS)とはどんなブランド?

トワイニング(TWININGS)とは、創業者トーマス・トワイニングによって1706年に設立された紅茶ブランドです。

300年以上の歴史を誇る英国王室御用達のこのブランドは、現在では世界中で愛されています。

アールグレイがブランドの顔として有名ですが、紅茶以外にもハーブティーや緑茶など多くの茶葉を扱っています。

トワイニング(TWININGS)の歴史

1700年代前半・トワイニングの前身・ゴールデンライオンの誕生

イギリスで最も古いコーヒー・紅茶メーカーがトワイニングです。

トワイニングの創業者はトーマス・トワイニング(1675〜1741)という東インド会社に勤める青年でした。

中国の茶に将来性を見出したトーマスは、1706年にロンドン・ストランド地区にコーヒーハウス「トムの店」をオープン。

飲み物といえばコーヒー、ジン、エールの時代に、紅茶を出す「トムの店」は非常に珍しく、ロンドン紳士から高い支持を得ました。

しかし、当時のコーヒーハウスは男性文化で、女性は入店することができませんでした。

いずれ紅茶のブームが来ると考えたトーマスは、今度は「トムの店」の隣に英国初の紅茶専門店「ゴールデンライオン」をオープン。

「ゴールデンライオン」は女性も入店可能だったため、この画期的なサービスは多くの女性に喜ばれ、またたく間に人気店となりました。

1700年代後半・トワイニングとして本格スタート

トワイニング家4代目、リチャード1世(リチャード・トワイニング/1749〜1824)の時代、紅茶への課税率は最も高かったようです。

1750年代は税率44%に追加して1ポンドあたり1シリング、1773年に至っては税率64%と紅茶の値段の半分以上が税金となっていました。

そのため人々には「税金を飲まされているようだ」と揶揄され、粗悪な偽物紅茶や密輸品が市場に出回っていました。

紅茶業界の未来に危機を感じたリチャード1世が当時の首相、ウィリアム・ピットに紅茶の関税引き下げを直訴しました。

この直訴が受け入れられ減税に成功すると、ロンドンの紅茶消費量は1年間で3倍近く増加。

イギリスが世界一の紅茶消費国となりました。

そうして1787年、いよいよ「TWININGS」として本格的にオープンしました。

イギリス王室御用達・トワイニング(TWININGS)

その後、紅茶の輸入権を握り、イギリスの繁栄の象徴・ヴィクトリア女王が即位すると、女王は自ら「4時のお茶」の習慣を始めます。

これまで貴族や上流階級の文化だった紅茶は、次第に国民的飲み物として浸透していきました。

1837年、トワイニングは高品質な茶葉や、次々と優雅な香りや味わいを生み出すブレンド技術など、いくつもの功績が認められ、ヴィクトリア女王から王室御用達を授けられます。

トワイニングはヴィクトリア女王から王室御用達を賜ったのちも、変わらず最高品質の紅茶を王室に献上し続けてきました。

その後、5年ごとに見直されるという厳しい審査をパスし、母太后、エリザベス女王、チャールズ皇太子と途絶えることなく称号を付与され、ブランドとしてのクオリティも評価され続けます。

トワイニング(TWININGS)の理念「最高品質の茶葉のみを販売する」

トワイニングの理念、「最高品質の茶葉のみを販売する」。

こちらの理念は創業者トーマス・トワイニングによって提唱され、現在でも守られています。

また、トワイニング創業家・トワイニングの家訓は「強くあれ。そして、頑なであれ。」

この家訓も現在の当主、10代目スティーブン・トワイニング氏まで代々受け継がれてきました。

これらの信念が創業から300年を経た今でも、トワイニングの極上の1杯への情熱とこだわりを守り続けているのです。

トワイニング(TWININGS)のブランドクオリティの柱・ブレンダー

トワイニングのブランド・クオリティを支えている柱のひとつが、ブレンダーです。

トワイニングのブレンダーはテイスティングできるまで5年、一流になるまで10年と言われる厳しいトレーニングが課されます。

ブレンダーは完璧な一杯を求めて、1日に600杯もの試飲を行います。

トワイニングの全てのブレンドレシピに精通し、高品質かつ新しいブレンドを生み出します。

経歴15年以上の熟練ブレンダーは「マスター・ティー・ブレンダー」と呼ばれ、絶大な信頼を置かれます。

トワイニングのブレンダーは、茶葉の買い付けを自ら行うバイヤーも兼ねています。

世界35カ国にそれぞれ専門の産地を担当し、自分の足で年間1000以上の茶園を訪れ、実際に現地で一定期間生活することもあるそうです。

ブレンダーの存在によって「最高品質の茶葉のみを販売する」という理念が守られているとも言えます。

トワイニング(TWININGS)の顔「アールグレイ」

イギリス国内はもちろん、世界中の人々に愛されるトワイニングの紅茶。

トワイニングの代表的な商品と言えばやはり「アールグレイ」です。

第2代グレイ伯爵チャールズ・グレイが、中国からの紅茶を大変気に入り、味や香りを再現した紅茶の開発を茶商に依頼しました。

このブレンドの開発が成功すると、後に英国首相となった伯爵の名前から「アールグレイ」と名付けられ、世界中で愛されるようになりました。

この時に依頼された茶商がトワイニングだと言われています。

アールグレイについて詳しくは「アールグレイとは」をご覧ください。

トワイニング(TWININGS)のおすすめ商品

アール グレイ(EARL GREY)

すっきりと気持ちが晴れ渡る、ベルガモットの爽やかな香り

ベルガモット(柑橘類)独特の爽やかな香りが魅力のアール グレイ。そのブレンド名は、英国首相グレイ伯爵に由来します。

ストレートはもちろん、ミルク ティーでも香りが引き立ちおすすめです。天気の良い休日、バルコニーのテーブルにアール グレイを用意し、チェアにゆったりと身を預ければ、たちまち至福の時間。太陽の光にキラキラ輝く琥珀色の紅茶、そよ風のような爽やかな味わいに、気分もリフレッシュします。

アールグレイ/トワイニング紅茶

リーフタイプはこちら↓

ティーバッグタイプはこちら↓

レディ グレイ(LADY GRAY)

華やかで気品ある柑橘系の香りで、特別なティータイム。

爽やかな「アール グレイ」をベースに、オレンジ ピールやレモン ピールを加えた、トワイニングのオリジナル ブレンド。フルーティーで印象的な味わいは、2001年の日本発売以来、安定した人気を誇ります。たとえば、大切な友人を家に招いてのおもてなし。有名パティシエの旬スイーツと、華やかで上品な味わいのレディ グレイがあれば、楽しいティー タイムがさらに特別なひとときになりそうです。

レディ グレイ/トワイニング紅茶

リーフタイプはこちら↓

ティーバッグタイプはこちら↓

プリンス オブ ウェールズ(PRINCE OF WALES)

英国皇太子の名を冠した、スモーキーで優雅なブレンド

1921年に皇太子・エドワード8世のために作られたパーソナル ブレンド。トワイニング社が、皇太子よりその名をブレンド名につける栄誉を賜りました。穏やかな渋みと優雅な香りが、1日をしめくくるイブニング ティーにも最適です。

プリンス オブ ウェールズ/トワイニング紅茶

リーフタイプはこちら↓

ティーバッグタイプはこちら↓

ベスト ファイブ(THE BEST 5)

上記の3つのブレンドにダージリン・イングリッシュ ブレックファストが追加されたトワイニングの代表的な5つのブレンドのティーバッグが4つずつ入ったアソートパックです。

トワイニング入門にはこちらがおすすめです。

気分や好みで選べる、バラエティ豊かなアソートパック

トワイニングで人気の高い5つのブレンド、プリンス オブ ウェールズ、ダージリン、アール グレイ、レディ グレイ、イングリッシュ ブレックファストの詰め合わせ。その日の気分や好みに合わせて選べる、バラエティ豊かなパックです。

ベスト ファイブ ティーバック/トワイニング紅茶

まとめ

こちらの記事では、世界的に有名な紅茶ブランド「トワイニング」について紹介しました。

  • トワイニング(TWININGS)は、創業者トーマス・トワイニングによって1706年に設立された紅茶ブランド
  • トワイニングは「最高品質の茶葉のみを販売する」を理念として、創業当時から究極の一杯を追い求めている
  • トワイニングの代表的なブレンドは
  • アールグレイ
  • レディ グレイ
  • プリンス オブ ウェールズ

ブランドのバックグラウンドを知るとより一層味わい深くなりますね。

お気に入りの一杯をぜひ見つけてください。


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この記事を書いた人

ティータイムが毎日の活力な30代2児のママ。
育児の隙を見つけてティータイムを設ける日々。
趣味はお茶を飲みながらの読書・刺繍・手帳。
お外カフェも好きだけど、人目を気にせず気ままに過ごせるおうちカフェの方が性に合っている。
自宅を自分の「好き」を集めたブックカフェにするのが夢。

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