メディアをきっかけに少しづつ知られるようになってきた「HSP」という言葉。
社会認知度が上がるにつれて、HSPに関する本も書店で数多く取り扱われるようになりました。
こちらの記事ではHSPの生き方の参考になる本を紹介します。
直接HSPに言及していなくても参考になる本も紹介しているので、ぜひお役に立ててください。
HSPにおすすめの本10選
- HSPな自分を知る本
- HSPの快適な暮らし方を見つける本
- HSPの人間関係をラクにする本
- HSPのビジネスシーンに役立つ本

「HSPって何?」という方はこちらの記事をご覧ください


HSPな自分を知る本
HSPな自分を知る本
- 鈍感な世界に生きる 敏感な人たち
- 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
- 内向型を強みにする
- 傷つきやすいのに刺激を求める人たち
- HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子
鈍感な世界に生きる 敏感な人たち
『鈍感な世界に生きる 敏感な人たち』は、”HSPの本と言えばこの本”と定評のある一冊です。
HSPチェックリストが付いているので、「もしかしたらHSPかも?」という方のHSP入門にぴったりです。
HSPの特徴はもちろん、抱えやすい心の問題や上手な付き合い方まで細かく解説してあります。
著者のイルセ・サンさんは、デンマークの心理療法協会の会員であり、デンマーク国協会の教区司祭を数年間つとめた経歴を持つ方です。
そんな経歴のためか、まるで寄り添うような優しい語り口調で綴られた文章に、HSPである自分を肯定し、繊細な部分を魅力と捉え前向きになれる一冊です。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』は、50万部を突破した国内のHSP関連書籍で一番のベストセラー本です。
テレビ番組でたびたび紹介されたり、SNSで共感の声が多く上がったりと反響の大きな一冊です。
著者の武田友紀さんは、日本ではまだ数少ない「HSP専門カウンセラー」であり、本人もHSP気質を持つ当事者でもあります。
具体例やイラストと共に噛み砕いた表現で分かりやすく書かれているので、気軽に読めます。
本書は漫画版も出版されているので、活字が苦手な方はこちらから入ってみても良いかもしれません。
内向型を強みにする
『内向型を強みにする』は、HSPの中でも内向型の気質を持つHSPとHSS型HSPの人におすすめの本です。
世の中の75%を占める楽天的で活発な「外向型」に対し、残りの25%の「内向型」は、大勢の人が苦手で外に出ると疲れやすく、考え過ぎてしまうタイプです。
現代社会は、多数派の外向型向きに作られているので、生きづらく肩身が狭く感じ、なんとか自分を変えようと考えがちです。
本書では、世間一般には欠点と思われがちな内向型の性格を良い面から提示してくれるので自信にも繋がります。
傷つきやすいのに刺激を求める人たち
『傷つきやすいのに刺激を求める人たち』は、「かくれ繊細さん」と呼ばれるHSS型HSP(刺激追求型HSP)について書かれている本です。
全人口の約6%しかいないと言われている珍しいタイプのHSS型HSP。
好奇心旺盛でありながら繊細も持ち合わせているので、一般的なHSPについて書かれている本ではいまいち腑に落ちないかもしれません。
こちらの本では、そんなHSS型HSPについて400ページ以上の大ボリュームで解説されています。
少し固めの文章ですが、これまでHSPの本で答えが見つからなかった人にとっては、手に取る価値のある一冊です。
HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子
HSPという気質は、大人だけでなく子どもにもあります。
そんな人一倍敏感な子をHSC=Highly Sensitive Childといいます。
『HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子』は、そんなHSCの子育てのヒントが紹介されています。
大人であるHSPが自分を非HSPに変えようとすると苦しいように、HSCの子どもを非HSCに変えようとするのは親も子もとても苦しくなります。
子育ては非HSCでも千差万別、全てのHSCがこの本に当てはまるとは言い切れませんが、助けになるパーツはたくさん詰まっています。
「どうしてこんなに育てにくいのだろう、自分の育て方がいけないのだろうか」と悩んでいる親御さんのヒントになる一冊になるかもしれません。
HSPの快適な暮らし方を見つける本
HSPの快適な暮らし方を見つける本
- 今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト
- ゆる~い禅 – 一日一禅! 今日からはじめる –
今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト
『今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト』は、上記で紹介した『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』の著者である武田友紀さんの「繊細さん」シリーズの2冊目です。
『「繊細さん」の本』は、「繊細さん」の特性について書かれていましたが、本書では、「繊細さん」だからこそ持っている”幸せを感じる力”に焦点が当てられています。
感じる力が強いからこそ受け取ってしまうデメリットの部分に注目されがちな繊細さんですが、視点を変えたり、少し工夫をするだけで「自分らしく幸せになる」世界の見方を手に入れることができます。
”幸せを感じる力”を見つけるためにはもちろん、感じる力に疲れてしまった時に読み返すためにも、繊細さんには手元に置いて欲しい一冊です。
ゆる~い禅 – 一日一禅! 今日からはじめる –
『ゆる~い禅 – 一日一禅! 今日からはじめる -』は、心を守るための60の「ゆる〜い禅」の考え方を紹介している本です。
一見とっつきにくいイメージの「禅」ですが、紹介されているのは「ゆる〜い禅」。
朝の10分掃除など毎日気軽に取り入れられるものばかりなので安心です。
仕事や人間関係の悩みを抱えていたり、イライラに振り回されず毎日心穏やかに過ごしたいHSPにおすすめの一冊です。
HSPの人間関係をラクにする本
HSPの人間関係をラクにする本
- 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
- 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。
嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』は、
「トラウマは存在しない」
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
と提唱したアルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」について解説した書籍です。
2013年に出版されてしばらく経ちますが、200万部以上の売り上げを誇るベストセラーとして現在も売れています。
一見難しい題材ですが、青年と哲学者の対話形式で話が展開されているのでスラスラと読めます。
この本では、自由に自分らしく生きるためには嫌われる勇気が必要だと書かれています。
少々極端な考え方で、実践するにはハードルの高い部分もありますが、心の隅に置いておくだけでも少しだけ心が軽くなります。
人の機微に敏感で、嫌われることに抵抗感の強いHSPにぜひ読んでほしい本です。
多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』は、Twitterで累計50万以上リツイートされた4コマ漫画が書籍化されたものです。
本のタイトル『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』は、この本のセンスを詰め込んだ絶妙なタイトルです。
SNSからリアルまで現代社会の人間関係は悩みが尽きませんが、そんな悩みをゆるいイラストと64のメッセージで癒してくれます。
人間関係の嫌な思いはズルズルと引きずりがちですが、「多分そいつ今頃パフェとかとか食っているよ」と考えると途端にどうでも良くなり、心がフッと軽くなります。
HSPに特化した本ではありませんが、心がしんどいときのお守りに持っておきたい一冊です。
HSPのビジネスシーンに役立つ本
HSPのビジネスシーンに役立つ本
- エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』は、「より少なく、しかしより良く」を追求するエッセンシャル思考のあり方について解説しています。
全米ベストセラーを誇るビジネス書として出版されていますが、HSPの生き方を楽にするメソッドが詰め込まれています。
感じる力の強いHSPは、日々生きているだけで様々な課題に気づき、それらを全て自分の力で解決しようとしてしまいがちです。
「エッセンシャル思考」では、
「99%の物事は無駄、自分の時間とエネルギーは本当に大切な1%に費やすべき」
の考えのもと、「必要なものだけを選び取ること」について解説されています。
ビジネス書なので、ビジネスシーンを想定されて書かれている内容が多いですが、日々の生活の中にも転用できるノウハウがたくさん詰まっています。
こちらも漫画版が出版されているので、活字が苦手な方はこちらから入ってみても良いかもしれません。
HSPは読書で悩みを解決しよう
こちらの記事では「HSPの生き方の参考になる本」を紹介しました。
HSPな自分を知る本
- 鈍感な世界に生きる 敏感な人たち
- 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
- 内向型を強みにする
- 傷つきやすいのに刺激を求める人たち
- HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子
HSPの暮らし方を見つける本
- 今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト
- ゆる~い禅 – 一日一禅! 今日からはじめる –
HSPの人間関係をラクにする本
- 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
- 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。
HSPのビジネスシーンに役立つ本
- エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
HSPな自分を知る本
- 鈍感な世界に生きる 敏感な人たち
- 「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
- 内向型を強みにする
- 傷つきやすいのに刺激を求める人たち
- HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子
HSPの暮らし方を見つける本
- 今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト
- ゆる~い禅 – 一日一禅! 今日からはじめる –
HSPの人間関係をラクにする本
- 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
- 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。
HSPのビジネスシーンに役立つ本
- エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
元々HSPは探究心が強く、興味のあることに対してとことん追求するタイプが多いです。
「人生におけるほとんどの悩みは読書で解決できる」とも言われているように、本には先人たちの努力と知恵が詰まっています。
小説・ビジネス書・実用書問わず、HSPは読書する習慣をつけると自己解決能力が高まり人生のハードルが低くなります。
今回紹介した本の中から気になるものがありましたら、是非手にとって読んでみてください。



まずは自分を知るための読書から始めてみませんか?






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