HSPとは?特徴や生きやすくなる暮らし方を解説

当ページのリンクには広告が含まれています。
べる

最近よく聞く「繊細さん」や「HSP」ってもしかして私のこと?どうしたらいいの?

メディアをきっかけに少しづつ知られるようになってきた「HSP」という言葉。

「もしかしたら自分もそうかもしれない…」と思いつつも実はよく知らないという人もいるのではないでしょうか。

こちらの記事では「HSPの特徴や日々の暮らし方」について紹介します。

この記事で紹介していること

HSPとは

  • HSPとは?特徴やタイプ
  • 治療・改善することはできるのか?
  • 日々の暮らし方
りん

「HSPである自分」を知ることで、少し日々を過ごしやすくなるかもしれません

目次

HSPとは?

HSPとは?

HSP=Highly Sensitive Person

生まれつき感受性が強く

繊細で敏感な気質を持った人

そもそも「HSP」とは何なのでしょうか?

HSPとはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略称で、生まれつき感受性が強く繊細で敏感な気質を持った人のことを表します。

病気ではなく生まれ持った気質のことで、最近では5人に1人がこのHSP気質に該当すると言われています。

りん

最近では「繊細さん」と呼ばれることで世間に知られるようになってきました

HSPの4つの特徴

HSPの特徴【DOES】

・物事を深く考えて処理する

Depth of processing

・過剰に刺激を受けやすい

Over Stimulation

・感情の反応が強く・特に共感力が高い

Emotional Responsiveness & Empathy

些細な物事に対して敏感

Sensitive to Subtleties

1996年にHSPを提唱したアメリカの心理学者、エレイン・アーロン博士によると、HSPの定義は「DOES」と呼ばれる4つの特性を全て満たすことだそうです。

物事を深く考えて処理する(Depth of processing)

HSPの人は、物事の洞察力に優れた”思慮深い人”が多いです。

様々な角度から物事を見つめることができるので、独創的な発想を生み出すことがあります。

  1. 深く多角的に考えられる
  2. 慎重で危機管理能力が高い
  3. 探究心が強い

過剰に刺激を受けやすい(Over Stimulation)

繊細なHSPは日常生活を送るだけで刺激がいっぱいです。

気を張っている状態が基本なので、小さなものから大きなものまでありとあらゆる刺激を拾ってしまいます。

1日外出すれば疲れ切って次の日はぐったり…なんてことも珍しくありません。

  • 音の大きい場所が苦手
  • すぐにビックリする
  • どんなに気の合う相手でも長時間一緒にいると疲れてしまう

感情の反応が強く・特に共感力が高い(Emotional Responsiveness & Empathy)

HSPは感じる力が強いため、様々な感性が豊かな人が多いです。

いわゆる「空気が読める」タイプが多く、周りの些細な変化で気持ちを察することができます。

その深い共感力で相手の立場に立つことができるので、気配り上手ですが、自分ごとに感じすぎてしまう時もあります。

  • 芸術に深く感動する
  • 気配り上手
  • 他人のトラブルや叱責する場面に遭遇すると萎縮する

些細な物事に対して敏感(Sensitive to Subtleties)

HSPは刺激に対してとても敏感です。

大きな音や強い光はもちろん、些細な物音や微妙な手触りなど大半の人が気にならないポイントが気になってしまうことがあります。

  1. 小さな物音に敏感
  2. カフェインの影響を受けやすい
  3. タグやハイネックなどのチクチク感が耐えられない

HSPの4つのタイプ

HSPの中でも4つのタイプに分類され

  • 刺激を求める・求めない
  • 刺激に対して過剰に反応する・反応しない

の視点によって分けられています。

りん

これとは別にHSP気質を持つ子どもを「HSC(Highly Sensitive Child)」と呼びます

HSP(内向型HSP)

HSPの気質を最も分かりやすく持っているのがこのタイプです。

HSPの「DOES」の特徴に加えて『内向型』の

  • 1人の時間でエネルギーを回復する
  • 話す(行動する)より考える(思考する)方が好き
  • 慎重派

などの特徴が合わさります。

全体のHSPのうち約70%を占めているのがこのHSP(内向型HSP)と言われています。

  • 刺激を避ける
  • 社交的ではなく、基本的に1人を好む
  • 1人時間で疲れが癒される

HSE(外向型HSP)

HSPの繊細さを持ちながら外向的な一面を持つのがHSE(Highly Sensitive Extoversion=外向型HSP)タイプです。

外向型は内向型とは対照的に

  • 人と一緒に過ごすことでエネルギーを回復する
  • 考える(思考する)より話す(行動する)方が好き
  • 大胆派

といった特徴を持っています。

内向型HSPよりも、人との交流や外部との関わりによって充足感を感じる社交的な部分を持ち合わせています。

しかし、場合によっては刺激を受けすぎてしまうため、1人になって感情や刺激を処理する時間が必要です。

  • 人との関わりに喜びを感じる
  • リーダーになりやすいが、刺激過多でキャパオーバーを起こすことがある
  • 1人で考え込む時間と他人と触れ合う時間の両方が必要

HSS型HSP(刺激追求型HSP)

全人口の約6%しかいないと言われている珍しいタイプのHSS型HSP。

HSSとは心理学者のマービン・ズッカーマンが提唱した言葉で、High Sensation Seeking(=多くの刺激を求める人)の略です。

つまりHSS型HSPとは、刺激は求めるけれど内向的なタイプの人です。

りん

・かくれ繊細さん
・ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるみたい
など二面性を持ち合わせたタイプです

好奇心旺盛で興味のある世界に心の向くまま飛び込みがちですが、HSP特有に繊細も持ち合わせているので疲れやすく燃え尽きやすいです。

フリーランスやパラレルワーク(本業を複数持つ)など個人で動ける自由度の高い職業で輝く人が多く見られます。

  • 熱しやすく、冷めやすい
  • 天才肌、孤高の自由人
  • 抑制されることが嫌い

HSS型HSE(刺激追求・外向型HSP)

HSE(外向型HSP)にさらにHSS(刺激を求める)の気質が加わったのがHSS型HSPタイプです。

刺激をアクティブに求め、人と関わることを好む社交的な気質なので、一見HSPには見えません。

りん

むしろキラキラしたハイスペックエリートです

ですが核にあるのはHSPの「繊細さ」なので、自ら刺激に触れに行くHSS型HSPはHSPの中でも最も疲れやすい傾向にあると言われています。

  • リーダーシップが取れる
  • フットワークが軽い
  • 周囲の評価が高い

HSPは改善することができるの?

自分はHSP?

自分がHSPかどうかは自分で簡単にチェックすることができます。

「HSP 診断」と検索すると答えるだけで自動で診断してくれるサイトが数多く出てくるので、ぜひ自分の気に入るサイトを見つけてみてください。

りん

私はほとんどのサイトで内向型HSP(強)と出てきました

HSPは病気?

HSPは病気ではなく、生まれ持った気質です。

気質ゆえ生きづらさが目立つので誤解を受けやすいのですが、先天的なものなので努力や医療で治せるものではありません。

HSPそのものは病気ではありませんが「刺激を受けやすい」という気質が働きすぎた結果

  • 仕事や日常生活に支障をきたす
  • うつ病や適応障害、胃腸炎などの疾患を起こす

などの影響が起きることもあります。

HSPを改善する方法

HSPの生きづらさゆえ「HSPを治したい」と感じている方もいるかと思います。

ですが、HSPは気質なので医学的に治療できるものではありません。

  • HSPである自分を知る
  • 暮らし方を工夫する

などの小さな工夫で上手に付き合っていくことができます。

HSPの暮らし方

HSPの暮らし方

  • HSPである自分を知る
  • 自分専用の暮らしの取説を作る
  • 刺激を受けすぎた時の対処法を知っておく

HSPの気質を持っていても、小さな工夫次第で「HSPで良かったかも」と思えるようになります。

HSPと上手に付き合っていくための暮らし方を紹介します。

HSPである自分を知る

HSPと上手に付き合っていくためには、まず「HSPである自分を知る」ことでスタートラインに立てます。

欠点ばかり注目されがちなHSPですが、長所もたくさんあります。

最近ではHSPについて詳しく解説している本やSNS・ブログなどが数多くあるので、自分に向いていると感じた媒体で知識を得ると良いと思います。

りん

このブログでも「HSPが毎日を心穏やかに過ごすための知識・アイデア」をメインに紹介しています

自分専用の暮らしの取説を作る

HSPはとにかく刺激に対して影響を受けやすいです。

  • どんな場面で刺激を受けやすいのか
  • 特に苦手としていることは何か

など「自分専用の暮らしの取説」を作っておくことで、日々を快適に過ごしやすくなります。

刺激を受けすぎた時の対処法を知っておく

日々を工夫して受ける刺激を適度にコントロールしようとしても、上手くいかないこともあります。

刺激を受けすぎた時の対処法を知っておくと、疲れすぎずに日々を過ごすことができます。

「HSPである自分」と上手に付き合っていこう!

こちらの記事では「HSPの特徴や日々の暮らし方」について紹介しました。

HSPの特徴【DOES】

・物事を深く考えて処理する

Depth of processing

・過剰に刺激を受けやすい

Over Stimulation

・感情の反応が強く・特に共感力が高い

Emotional Responsiveness & Empathy

些細な物事に対して敏感

Sensitive to Subtleties

HSPの暮らし方

  • HSPである自分を知る
  • 自分専用の暮らしの取説を作る
  • 刺激を受けすぎた時の対処法を知っておく

HSPというと「刺激を受けやすい」というデメリットばかりに注目されがちですが、裏を返せば「ポジティブな刺激も受けやすい」ということ。

日常の中にある些細な幸せをしっかりキャッチできるようになると、人生への幸せ度合いが格段にUPします。

同じ世界を生きていて困難にぶつかりやすいのもHSPですが、より感動や喜びを得られるのもHSPの特徴です。

まずは「自分を知る」という小さな一歩からでも、少しずつ人生が好転していくかもしれません。

りん

HSPを自分の人生をより良くするスペシャルアイテムにしましょう!


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ティータイムが毎日の活力な30代2児のママ。
育児の隙を見つけてティータイムを設ける日々。
趣味はお茶を飲みながらの読書・刺繍・手帳。
お外カフェも好きだけど、人目を気にせず気ままに過ごせるおうちカフェの方が性に合っている。
自宅を自分の「好き」を集めたブックカフェにするのが夢。

コメント

コメントする

目次