夜、刺繍をしようと糸を手に取って、いつものようにはさみを探します。
少しだけ動きが重くて、ほんのわずかに、手が止まる感覚。
それだけのことなのに、流れていた時間が、少しだけ途切れるような気がします。
この記事では、今使っている糸切りばさみのことや、これから少しずつ整えていきたい道具について綴っています。
「どれが一番良いか」を決めるというよりも、どんな時間を過ごしたいかを考えながら、ゆっくり選んでいる途中のお話です。
心をゆるめる刺繍時間に、少しだけ気になること
糸切りばさみだけは、子どもの頃から使っているものを、今もそのまま使っています。
長く使っているからこその落ち着きもあって、手に取ると、なんとなく安心する道具です。
でも最近、少しだけ動きが重くなってきました。
特別困っているわけではないけれど、糸を切るたびに、ほんの少しだけ引っかかる感覚があります。
刺繍は、針を動かしながら、少しずつ心をゆるめていく時間でもあります。
だからこそ、その小さな違和感も、少しずつ残っていくのかもしれません。
道具をひとつ整えるだけで、時間が変わることもある
刺繍道具を増やしたいわけではなくて、今の時間を、もう少し心地よく整えたい。
最近は、そんな気持ちで糸切りばさみを見ています。
糸を切る、その一瞬がなめらかになるだけで、手の動きも、呼吸も、少しだけ穏やかになる気がしています。
道具を整えることは、何かを増やすことではなくて、毎日の時間を少し軽くしていくことなのかもしれません。
今使っている刺繍道具や、最近気になっているものは、楽天ROOMに少しずつまとめています。
少しずつ整えたい方の参考になればうれしいです。
はじめてでも迷わない刺繍道具セット
糸切りばさみを選ぶときに大切にしたいこと
いろいろな糸切りばさみを見ながら、今はこの3つを大切にしたいと思っています。
軽く、なめらかに切れること
力を入れなくても、すっと糸が切れること。
ほんの小さなことですが、この感覚があるだけで、刺繍時間の流れがとても自然になります。
手に収まるサイズであること
大きすぎないことも大切でした。
私の手の大きさだと、小さなはさみの方が手に馴染むように感じています。
自分に合ったサイズを選ぶことで、道具と自分の距離が近くなる感じがして、落ち着いて使える気がしています。
見たときに、少し心がゆるむこと
見た目も、静かな時間の一部です。
机に置いたとき、ふと目に入ったとき。
少しだけ気持ちがゆるむような道具を、これからも選んでいきたいと思っています。
今、気になっている糸切りばさみ
最初は、アンティーク調のはさみに惹かれていました。
机に置いたときの雰囲気がやわらかくて、刺繍時間が少し特別に感じられそうで。
でも今は、まずは静かに使い続けられるものを選びたい気持ちの方が強くなっています。
今、いちばん気になっているのは、関の刃物の糸切りばさみです。
派手ではないのですが、すっと手になじみそうな静かな佇まいに惹かれています。
長く使う道具をひとつ整えるなら、こういうものがいいのかもしれない、と感じています。
まずは使いやすさを優先したい時には、こういうシンプルなものも安心感がありそうです。
道具を選ぶ基準も、その時の暮らしや気持ちによって、少しずつ変わっていく気がしています。
いつか、シザーケースも作れたら
アンティーク調のはさみは、いつか気分を上げてくれる一本として迎えるのも素敵だなと思っています。
写真を撮る時間や、刺繍道具を並べる時間も好きなので、その頃には、自分でシザーケースを作っているかもしれません。
お気に入りの布に、少しだけ刺繍をして。
そんな小さな手仕事も、これからゆっくり増やしていけたらと思っています。
少しずつ整えていく、これからの道具
まだ「これ」と決めきれているわけではありません。
でも、こうして選んでいる時間そのものが、もうすでに静かな刺繍時間の一部のように感じています。
少しずつ整えて、また明日の自分が、自然に手を伸ばしたくなるような道具を。
そんなふうに、これからもゆっくり選んでいけたらと思っています。
刺繍を始める前の、道具の整え方
刺繍を始めるときに、まずそろえた道具についてまとめています。

刺繍時間と一緒に整えていること
刺繍の時間を、少しだけ心地よくするために。
いっしょに取り入れている、小さな習慣について綴っています。
▶︎紅茶をいれてから刺繍を始める夜の習慣
▶︎夜のログとあわせる、静かな手仕事の時間


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