夜、少しだけ手が空いた時間。
お湯を沸かして、紅茶をいれて、静かなテーブルに刺繍道具を並べます。
針に糸を通す、そのひと手間だけで、さっきまでのざわざわが、少し遠くなる気がします。
この記事では、はじめて刺繍を始めるときに、どんな道具をそろえればいいのかを、わたしの手元にあるものを通してお話ししています。
むずかしいことではなくて、「これくらいなら始められそう」と思えるような、小さなきっかけになればうれしいです。
刺繍を始めたいのに、少し迷ってしまうとき
刺繍を始めてみたいと思っても、「何をそろえればいいのか分からない」と感じて、最初の一歩がなかなか踏み出せない時期があるかもしれません。
わたしも最初は、道具の多さに少し戸惑いました。
でも実際は、ほんの少しの道具があれば、刺繍の時間はちゃんと始めることができます。
まずは、今の自分にちょうどいい分だけ
刺繍道具は「一度に全部そろえる」よりも、まずは今の自分が心地よく始められる分だけで大丈夫です。
道具をそろえることが目的ではなくて、その先にある「刺繍を通して整う時間」の方が、ゆっくりと残っていくものだと思っています。
わたしの手元にある刺繍道具
特別なものをたくさん持っているわけではなくて、気づけば、同じものを静かに使い続けています。
どれも「これがあれば落ち着く」と思えるものばかりです。
刺繍枠
・San Anton Green 刺繍枠(3サイズセット)
・Clover 刺しゅう枠 15cm
最初に選んだのは、サイズ違いのセットでした。
小さなものから試せる安心感があって、刺繍のハードルが少し下がったのを覚えています。
一度壊れてしまったのですが、使い心地がよかったので、同じものをもう一度選びました。
今は、15cmの枠をひとつ、いつも手元に置いています。
大きすぎず、小さすぎず、手に持ったときにちょうどいい落ち着きがあります。
刺繍糸
・DMC 刺繍糸
刺繍糸は本当に様々なメーカー・色がありますが、最初は必要な色から少しずつ揃えていきました。
DMCは色の種類が豊富なので、「なんとなく惹かれる色」を見つけやすいところも好きです。
色を選ぶ時間も、少しだけ心をゆるめてくれる時間です。
刺繍針
・クロバー フランス刺しゅう針(No.3〜9)
針は、このセットがあれば困ることはほとんどありません。
1〜2本で繊細な模様を刺したい時、4〜6本でしっかりと厚みのある模様を刺したい時どちらにも対応できるので、その都度迷わなくていいのが、気持ちを軽くしてくれます。
布
・オックスフォード
・コットンリネン
オックスは、扱いやすくて、日常の延長で使える安心感があります。
コットンリネンは、少しだけ風合いが出て、刺繍をした時間ごと残るような感じが好きです。
どちらが良い、というよりも、どんな作品を作りたいか、どんな刺繍の時間を過ごしたいかで選んでいます。
糸切りばさみ
糸切りばさみだけは、子どもの頃から使っているものを、今もそのまま使っています。
長く使っているからこその心地よさもあるのですが、少し動きが重くなってきていて、そろそろ買い替えてもいいのかな、と感じることもあります。
道具をひとつ整えるだけで、手を動かす時間も、少しだけ軽くなる気がしています。
今気になっている糸切りばさみについては、こちらの記事でゆっくりまとめています。
わたしが使っている道具は、まとめてこちらに置いています。
迷ったときに、そのまま選べるようにしています。
はじめてでも迷わない刺繍道具セット
少しずつそろえることで、整っていく時間
刺繍道具は、たくさんあるほど良いわけではなくて、「また触れたくなる状態」であることの方が、大切だと思っています。
少しだけそろえて、少しだけ手を動かしてみる。
それだけでも、一日の終わりに静かな余白が生まれる気がします。
刺繍を始める前に、少しだけ時間を整える
刺繍を始める前の「時間の整え方」について綴っています。
▶手帳の前に、少しだけ整える|おうち時間のはじめ方
刺繍の時間を、少しだけ心地よくする過ごし方
刺繍の時間は、ほんの少しの習慣と組み合わせることで、より心地よく感じられることがあります。
わたしが普段、いっしょに取り入れている過ごし方を、いくつかまとめています。
▶︎紅茶をいれてから刺繍を始める夜の習慣
▶︎夜のログとあわせる、静かな手仕事の時間


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