手帳を買ったときは「これなら続けられそう」と思ったのに、しばらく使っていると、なんとなく書きにくい。
書く場所が足りなかったり、反対に余白が多すぎたり。
持ち歩くには重かったり、書きたいこととフォーマットが合っていなかったり。
そんなとき、「自分が手帳を続けられないから」と思ってしまうことがあります。
でも、もしかすると、続ける努力が足りないのではなく、今の暮らしと手帳の形が少し合っていないだけなのかもしれません。
手帳は、使い続けるために自分を合わせるものではなく、今の自分の暮らしに合わせて選んでもいいもの。
この記事では、「なんとなく使いにくい」という違和感を少し眺めてみるところから始めてみます。
手帳が使いにくいと感じるのは、どんなとき?
手帳を使っていて、「なんとなく書きにくい」と感じることはありませんか。
たとえば、
- 書きたいことに対してスペースが足りない
- 反対に、余白が多すぎて持て余してしまう
- 毎日書くことを求められているように感じる
- 時間単位で予定を管理したいのに、時間を書く場所がない
- 日記を書きたいのに、予定を書くスペースしかない
- 持ち歩くには大きい、または重い
- 家で使うには少し小さく感じる
など。
一つひとつは、たいしたことではないように思えるかもしれません。
「もう少し書く場所があったらいいのに」
「このページは、ほとんど使っていないな」
「持ち歩くには、ちょっと大きいな」
そんな小さな違和感が、使い続けるうちに少しずつ積み重なっていくことがあります。
そしていつの間にか、手帳を開くこと自体が少なくなってしまう。
そんなときは、まず「続けられない自分」ではなく、「今の手帳との相性」に目を向けてみてもよさそうです。
「書けない」のではなく、書きたい量と器が合っていないのかもしれない
手帳が続かないと、「自分は手帳を書くのが苦手なのかな」と思ってしまうことがあります。
でも、書けない理由は、書く習慣がないからとは限りません。
書きたいことはあるのに、書く場所が合っていない。
書く量に対して、ページが少ない。
反対に、毎日たくさん書くことを想定した手帳なのに、実際には予定だけで十分だった。
そんなふうに、「書きたいこと」と「手帳のつくり」が合っていないこともあります。
たとえば、予定を書くだけならマンスリーで十分なのに、毎日の記録まで残そうとしてデイリーを選んだら、書くことがなくて余白ばかりになることもあります。
反対に、日々の出来事や考えたことをたくさん残したいのに、予定を書くためのスペースしかない手帳を選んでしまえば、「書きたいのに書けない」と感じるかもしれません。
これは、書くことが続かないのではなく、書きたいことに対して、手帳の器が少し違っているということなのかもしれません。
「私は手帳が続かない」と決める前に、
「何を書きたいんだろう」
「何が書きにくいんだろう」
と、少しだけ分けて考えてみる。
それだけでも、見えてくるものが変わってきます。
書きたいことと、手帳のフォーマットを見比べてみる
手帳には、マンスリー、ウィークリー、バーチカル、デイリーなど、さまざまなフォーマットがあります。
どれが優れているということではなく、それぞれ得意なことが違います。
たとえば、
予定をざっくり把握したい
→ マンスリー
予定と、その日のメモを一緒に残したい
→ ウィークリー
時間の流れを見ながら予定を組みたい
→ バーチカル
その日のことをたくさん書きたい
→ デイリー
というように、書きたいことによって使いやすい形も変わってきます。
もちろん、手帳を選ぶ理由は「何を書くか」だけではありません。
表紙の色が好きだったり、紙の質感が好みだったり、ずっと気になっていた手帳だったり。
「これを持ちたい」と思えることも、手帳を使い続けるための大切な理由です。
人気の手帳や、かわいい手帳を選ぶことも、もちろん悪いことではありません。
ただ、たくさんある「好き」の中に、
「自分は何を書きたいのか」
「どんなふうに使いたいのか」
という視点も加えてみる。
そうすると、「好きだから選んだ手帳」が、さらに「自分にも使いやすい手帳」になっていくかもしれません。
自分に合うものを探すときは、ひとつの条件だけで決めなくても大丈夫です。
手帳のサイズが、暮らしに合っている?
フォーマットだけでなく、サイズも「使いやすさ」に関わっています。
たくさん書きたいから大きな手帳を選んだけれど、持ち歩くには重い。
持ち歩きやすさを優先して小さな手帳を選んだけれど、家で書くには少し物足りない。
そんなこともあります。
手帳は、紙の大きさだけでなく、どこで使うのかまで考えてみると、サイズの選び方が変わってくるかもしれません。
バッグに入れて持ち歩くのか。
リビングに置いておくのか。
デスクで使うのか。
ベッドサイドに置くのか。
毎日のように持ち歩くなら、無理なく持てることが大切です。
反対に、家でゆっくり書くことが中心なら、多少大きくても、書きやすいサイズのほうが心地よいこともあります。
「どのサイズが人気か」だけでなく、
「私は、どこでこの手帳を開くんだろう」
と考えてみる。
それも、自分に合う手帳を探すための一つの視点です。
手帳に入っているページを、全部使わなくてもいい
手帳を使っていると、せっかく用意されているページだから、使わなければもったいないような気持ちになることがあります。
- 年間予定。
- 月間の目標。
- 週間ページ。
- メモページ。
- チェックリスト。
さまざまなページが用意されていると、「全部活用しなくては」と思ってしまうこともあります。
でも、手帳のページは、全部使わなくても大丈夫です。
ほとんど使わなかったページがあったからといって、その手帳選びが失敗だったわけでもありません。
そのページが必要なかった、ということが分かっただけ。
むしろ、一年間使ってみたからこそ、
「私はこういうページはあまり使わない」
「このくらいシンプルなほうが使いやすい」
という、自分の好みが見えてくることがあります。
手帳に自分を合わせるのではなく、使ってみて分かったことを、次の手帳選びに持っていく。
そんなふうに考えると、使わなかったページも無駄ではありません。
「続ける」より、自分に合う器を探してみる
手帳が続かないとき、
「もっと毎日書くようにしよう」
「書く時間を決めよう」
「きれいに使おう」
と、使い方を工夫することがあります。
それで心地よく続けられるなら、それも一つの方法です。
でも、いろいろ試してみても、どうしても書きにくさが残るなら、手帳そのものを見直してみてもいいのかもしれません。
書くスペースが足りない。
余白が多すぎる。
サイズが合わない。
フォーマットが合わない。
持ち歩きにくい。
必要のないページが多い。
そんな違和感は、「もっと頑張って使おう」というサインではなく、「もう少し自分に合う形を探してみてもいい」というサインなのかもしれません。
手帳は、暮らしを少し整えるための道具。
だからこそ、自分の暮らしに合わせて選んでいいものだと思います。
今の手帳を使っていて感じた「なんとなく使いにくい」を、一つずつ眺めてみる。
そこから、
「私は、こんな手帳なら心地よく使えそう」
というものが、少しずつ見えてくれば十分です。
まだ、具体的な一冊を決めなくても大丈夫。
まずは今の手帳の「困った」を、来年の手帳を考えるためのヒントとして残しておきましょう。
手帳の「困った」を、もう少し具体的に
手帳を使っていて感じる「書く場所が足りない」「余白が多い」「持ち歩きにくい」などの違和感は、もう少し細かく見ていくと、自分に合う手帳の形が見えてくることがあります。
気になる「困った」からひとつずつ、自分にちょうどいい使い方を探してみませんか。
手帳を選ぶとき、どこを見ればいい?
手帳には、サイズやフォーマット、書く量、紙、持ち歩きやすさなど、いろいろな選び方があります。
「これが好き」という気持ちも大切にしながら、自分の暮らしに合う手帳を探すためのポイントを、7つに分けて眺めてみませんか。
▶︎ 手帳を選ぶときに見ているポイント7つ
手帳が続かなくても、あなたは悪くない
手帳が続かない理由は、手帳そのものではなく、暮らしや気持ち、手に取るまでの距離にあることもあります。
「ちゃんと書かなければ」と思うほど苦しくなってしまうときは、手帳との関係そのものを少しやさしく整えてみるのもよさそうです。



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