9月になっても、昼間はまだ夏の暑さが残っています。
それでも、朝晩の空気が少し涼しくなったり、夕方の空が少し早く暗くなったり。
季節は少しずつ、秋へ向かっているようです。
そんな季節の変わり目に、紙とペンを用意して、今の自分にいくつか問いかけてみませんか。
秋を心地よく始めるための20の問い
9月は、夏の時間を振り返りながら、これからの季節に大切にしたいものを見つけていく。
そのために、今回は4つのテーマに分けて、20の問いを用意しました。
ジャーナリングというと、毎日きちんと書かなければいけないように感じることもありますが、そんなに構えなくても大丈夫です。
気になった問いをひとつ選んで、一言だけ書いてみる。
答えがまとまらなければ、そのままでも大丈夫。
20の問いをすべて書き終えることよりも、今の自分が何を感じているのか、何を大切にしたいのかに、少し気づけたら十分です。
夏から残ったものを見つける5つの問い
まずは、この夏を振り返るところから。
8月までの夏を「何ができたか」で振り返るのではなく、過ぎた時間の中から、今の自分に残っているものを探してみます。
- この夏を振り返って、「やってよかった」と思うことは?
- この夏、思っていた以上に心に残っている時間は?
- この夏を過ごした自分に、今ならどんな言葉をかけたい?
- 夏を過ぎても、もう少し続けたいと思うことは?
- この夏の自分から、秋にも持っていきたいものは?
どれも、きれいな答えを出す必要はありません。
気になった問いから、ひとつずつ書いてみます。
- この夏を振り返って、「やってよかった」と思うことは?
大きな出来事でなくても大丈夫です。
行ってよかった場所、食べておいしかったもの、家族と過ごした時間。
「やってよかったな」と思えることを、ひとつ思い出してみます。
- この夏、思っていた以上に心に残っている時間は?
予定していたことだけが、思い出に残るとは限りません。
何気なく過ごした午後や、家でゆっくりした時間など、思いがけず心に残っている時間を探してみます。
- この夏を過ごした自分に、今ならどんな言葉をかけたい?
暑い中で頑張っていたこと。
思うようにいかなかったこと。
それでも過ごしてきた毎日。
今の自分から、夏の自分にひとこと声をかけるとしたら、どんな言葉でしょう。
- 夏を過ぎても、もう少し続けたいと思うことは?
夏の間に始めたことや、自然と続いていた習慣。
「これ、意外と心地よかったな」と思うものがあれば、秋にも少し残してみます。
- この夏の自分から、秋にも持っていきたいものは?
思い出でも、習慣でも、気づきでも。
この夏を過ごしたからこそ見つかった「大切にしたいもの」を、ひとつ選んでみます。
今の自分を眺める5つの問い
夏を振り返ったら、次は「今」の自分に目を向けてみます。
何かを直したり、整えたりしようとするのではなく、今どんなことを心地よいと感じているのか。
最近の自分を少し眺めるような気持ちで、問いかけてみます。
- 最近、自然と時間をかけたくなることは?
- 最近、「これをしていると心地いい」と感じる時間は?
- 今の暮らしの中で、もう少し増やしたい時間は?
- 最近、なんとなく気になっていることは?
- 今の自分が大切にしたいことは?
どれも、すぐに答えが浮かばなくても大丈夫です。
「なんとなくこれかも」と思うものから、ゆっくり書いてみます。
- 最近、自然と時間をかけたくなることは?
気づくと少し時間をかけていること。
もう少しゆっくりやりたいと思うこと。
読書や刺繍、手帳を書くことかもしれませんし、朝のお茶や、家の中を整えることかもしれません。
「こうしたい」と決めたわけではないけれど、自然と手が伸びるものを探してみます。
- 最近、「これをしていると心地いい」と感じる時間は?
紅茶を飲む時間。
本を読む時間。
手帳を書く時間。
何もせず、ぼんやりする時間。
今の自分が「心地いい」と感じる時間を、いくつか思い浮かべてみます。
そこには、これからの暮らしで大切にしたいことが隠れているかもしれません。
- 今の暮らしの中で、もう少し増やしたい時間は?
毎日の中で、つい後回しにしている時間はないでしょうか。
ひとりで過ごす時間、家族と話す時間、趣味の時間。
「もう少しあったら嬉しいな」と思う時間をひとつ選んでみます。
すぐに増やす方法まで考えなくても大丈夫。
まずは、自分が何を求めているのかに気づいてみます。
- 最近、なんとなく気になっていることは?
まだ言葉になっていないことでも大丈夫です。
「そういえば、これが気になっているな」
「なぜか、これが頭に残っているな」
そんな小さな引っかかりを書いてみます。
答えや解決策を探す必要はありません。
紙に置いてみるだけで、頭の中で何度も考えていたことを、少し離れたところから眺められることがあります。
- 今の自分が大切にしたいことは?
家族との時間。
ひとりで過ごす時間。
趣味を楽しむこと。
心地よく暮らせること。
人によって、思い浮かぶものはきっと違います。
「今の私にとって、これは大切にしたい」と思うものを、ひとつ選んでみます。
秋に味わいたい時間を見つける5つの問い
今の自分が心地よいと感じるものが少し見えてきたら、次は秋の景色に目を向けてみます。
秋になったら何を「する」のかではなく、どんなものを味わいたいのか。
食べもの、香り、場所、時間。
季節の移り変わりの中で、「これを楽しみにしたいな」と思えるものを探してみます。
- 秋になったら、どんな時間をゆっくり味わいたい?
- 朝・昼・夜、それぞれで楽しみたい秋の時間は?
- 秋に楽しみにしている味や香りは?
- 秋になったら、どんな場所で過ごしたい?
- この秋、「またやりたい」と思える時間は?
「読書をする」「刺繍をする」といった予定だけでなく、その時間を過ごしている自分まで想像してみると、少し答えやすくなるかもしれません。
- 秋になったら、どんな時間をゆっくり味わいたい?
朝の紅茶。
夕方の散歩。
夜の読書。
刺繍をする時間。
「こんな時間が過ごせたら心地よさそう」と思う場面を、ひとつ思い浮かべてみます。
- 朝・昼・夜、それぞれで楽しみたい秋の時間は?
朝は温かい紅茶。
昼は秋のおやつ。
夜は本や刺繍。
そんなふうに、一日の中で秋を感じられる時間を探してみます。
まだ暑い9月だからこそ、夏の過ごし方が残っていても大丈夫。
冷たいアイスティーを飲む日があって、別の日には温かい紅茶を選ぶ。
そんな「どちらもある時間」を思い浮かべてみます。
- 秋に楽しみにしている味や香りは?
ぶどう、梨、いちじく、栗、さつまいも。
紅茶の香りや、秋の花の香り。
季節が変わると楽しみたくなるものを、いくつか思い浮かべてみます。
食べものだけでなく、香りや色、手触りなど、五感から探してみるのもよさそうです。
- 秋になったら、どんな場所で過ごしたい?
家の中でも、近所でも、少し遠くても。
お気に入りの場所や、これから行ってみたい場所を思い浮かべてみます。
「どこへ行くか」だけでなく、「そこでどんな時間を過ごしたいか」まで考えてみると、その場所で味わいたいものが少し見えてくるかもしれません。
- この秋、「またやりたい」と思える時間は?
新しいことを始めるだけが、秋の楽しみではありません。
去年やこれまでに楽しんだことの中から、
「今年も、もう一度やりたいな」
と思うものを探してみます。
好きだった時間を、もう一度味わう。
そんな秋があってもよさそうです。
今年の残り4か月を思い描く5つの問い
秋に楽しみたい時間が見えてきたら、最後に少しだけ先のことを考えてみます。
9月から数えると、今年も残り4か月。
でも、ここで新しい目標をたくさん決める必要はありません。
年末の自分を少し思い浮かべながら、
「こんなふうに過ごせていたら嬉しいな」
と思える時間を探してみます。
- 今年の残り4か月で、もう少し大切にしたい時間は?
- 年末までに、ゆっくり育てていきたいことは?
- 今年のうちに、もう一度楽しんでおきたいことは?
- 今年のうちに、「やっておいてよかった」と思えそうなことは?
- 12月の自分が「こんな一年だったな」と思えたら嬉しい?
どれも「達成できたか」を確認するための問いではありません。
これからの時間を、どんなふうに過ごしたいか。
そんな気持ちで書いてみます。
- 今年の残り4か月で、もう少し大切にしたい時間は?
今より少し増やしたい時間。
後回しにせず、大切にしてみたい時間。
家族との時間かもしれませんし、自分ひとりの趣味時間かもしれません。
「これくらいあったら嬉しいな」と思う時間を、ひとつ書いてみます。
- 年末までに、ゆっくり育てていきたいことは?
すぐに結果を出す必要のないもの。
読書でも、刺繍でも、手帳でも、暮らしの習慣でも。
少しずつ続けていくうちに、いつの間にか形になっていたら嬉しいことを考えてみます。
- 今年のうちに、もう一度楽しんでおきたいことは?
季節のうちに楽しみたいこと。
家族と過ごしたい時間。
ひとりで味わいたい時間。
「今年のうちに、もう一度」と思うものを書いてみます。
- 今年のうちに、「やっておいてよかった」と思えそうなことは?
大きな目標でなくても大丈夫です。
読みたかった本を読むこと。
気になっていた紅茶を飲むこと。
好きな刺繍を仕上げること。
家族との時間を大切にすること。
年末の自分が少し嬉しくなるようなことを、ひとつ思い浮かべてみます。
- 12月の自分が「こんな一年だったな」と思えたら嬉しい?
どんな一年だったら、自分にとって心地よいでしょう。
「たくさん頑張った一年」ではなく、
「好きな時間を大切にできた一年」
「家族との時間を味わえた一年」
「自分のことも少し大切にできた一年」
そんな言葉でもいい。
まだ決まっていなくても大丈夫です。
今の自分が思う、「こんな一年だったら嬉しい」を書いてみます。
20の問い、全部に答えなくても大丈夫
20個の問いを並べましたが、全部に答える必要はありません。
今日、なんとなく気になった問いをひとつ選んでみる。
一言だけ書いて終わってもいい。
数日後に、また別の問いを開いてみてもいい。
きれいな文章にする必要もありません。
思いついた言葉をそのまま書いたり、途中で話がそれたりしても大丈夫です。
ジャーナリングは、きれいにまとめるための時間ではなく、今の自分の中にあるものを少し外へ出して、眺めてみる時間。
答えを出すことよりも、
「私は、こんなことを感じていたんだな」
と気づけたら、それだけでも十分です。
書くことに迷ったら、紅茶を一杯
なかなか書き始められない日は、まず好きな紅茶を淹れてみます。
カップを選んで、お湯を沸かして。
お茶ができるまでの時間を、ジャーナリングを始める小さなスイッチにしてみる。
温かい紅茶を飲みながら、今日気になった問いをひとつだけ。
ほんの5分ほど、書いてみるのもよさそうです。
何かをきちんと整理しようとしなくても、紙に言葉を置いていくうちに、今の自分が大切にしたいものが少し見えてくるかもしれません。
9月は、夏から残ったものを大切にしながら
季節が変わるときは、暮らしだけでなく、自分の気持ちにも少しずつ変化があるものです。
9月は、夏を振り返りながら、これからの季節に大切にしたいものを探してみる。
20の問いすべてに答えなくても大丈夫です。
今日の自分が気になった問いをひとつ。
一行でも、言葉にならなくても。
紙に書いてみることで、「私はこんなことを感じていたんだな」と気づくことがあるかもしれません。
夏の名残りを感じながら、少しずつ秋へ。
この秋をどんなふうに過ごしたいのか、自分の言葉でそっと拾ってみませんか。
まずは、気になった問いをひとつ
ジャーナリングを始めるなら、20の問いすべてに答えようとしなくても大丈夫です。
今の自分が少し気になった問いをひとつ選んで、手帳やノートに書いてみる。
そこから出てきた言葉を、もう少し眺めてみる。
そんなところから始めてみませんか。

紅茶を淹れて、少し立ち止まる
書き始める前に、好きな紅茶を一杯。
温かいお茶を飲みながら、今の自分に問いかける時間を作ってみるのもよさそうです。



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