9月になっても、昼間はまだ夏の暑さが残っています。
けれど、朝晩の空気が少しだけ涼しくなったり、夕方になるのが早くなったり。
季節は急に変わるのではなく、気づかないくらいゆっくりと秋へ向かっているようです。
そんな9月に、
「今年の夏、どんなふうに過ごしてきたかな」と、手帳を開く時間を作ります。
予定を書いたページや、何気なく残したメモを眺めながら、ここまでの時間を少し振り返ってみます。
できなかったことを数えるためではなく、この夏にあった時間をもう一度味わうために。
そして、夏を振り返ったあとには、
「秋になったら、どんな時間を過ごしたいかな」
と、少し先の暮らしにも目を向けてみます。
9月の手帳時間は、夏の名残りを感じながら、ゆっくり秋へ向かっていくための時間です。
9月になったら、少しだけ夏を振り返ってみる
夏の間は、毎日を過ごすことで精一杯になってしまうことがあります。
予定をこなし、家族との時間を過ごし、暑さの中で家事をして。
そのときは何気なく過ぎていった一日も、少し時間を置いてから手帳を開いてみると、「こんなことがあったな」と思い出すことがあります。
今年の夏、私はどんなふうに過ごしてきたんだろう。
そんな視点で、手帳を眺めてみます。
手帳を最初から最後まで読み返さなくても大丈夫。
7月や8月のページだけを開いてみたり、予定がたくさん書かれているページを眺めたり、写真やチケットを貼ったページをめくってみたり。
目に留まったところから、少しずつ拾っていきます。
手帳をめくりながら、夏の「よかった」を拾う
まずは、この夏の「よかった」を探してみます。
- 楽しかったお出かけ
- 家族と過ごしてよかった時間
- 食べておいしかったもの
- 読んだ本
- 少しずつ進めた刺繍
- 家でゆっくり過ごせた日
- 何気なく嬉しかったこと
大きな出来事でなくても大丈夫です。
私自身も、夏の終わりに手帳を開くと、「こんなにいろいろあったんだな」と思うことがあります。
夏の振り返りというと、つい「予定していたことができたか」「もっと頑張れたか」と考えてしまうけれど、9月はもう少しやわらかく。
できなかったことよりも、まずは残っているものを見てみる。
この夏にあった時間を、もう一度味わい直すような気持ちで眺めてみます。
夏の疲れや、気になっていたことも書いてみる
よかったことを拾ったら、今度は少し気になっていることにも目を向けてみます。
- ずっと気になっていたこと
- 後回しにしていること
- 秋になったら整えたいこと
- 夏の間に、少し無理をしていたこと
そんなことも、手帳に書き出してみます。
頭の中で何度も考えていることも、文字にしてみると、それだけで少し距離を置いて眺められることがあります。
もちろん、書いたからといって、すぐに解決しなくても大丈夫。
「これは気になっていたんだな」と、自分で気づいてあげるだけでも十分です。
夏の疲れをすべて片付けるのではなく、今の自分がどんな状態なのかを少し知る。
それくらいの振り返りでいいのだと思います。
秋になったら、どんな時間を過ごしたい?
夏を少し振り返ったら、今度は秋に目を向けてみます。
ここで考えたいのは、「秋の目標」ではありません。
「何を達成するか」ではなく、「どんな時間を過ごせたら心地よさそうか」。
- 読書を何冊する
- 刺繍を何作品完成させる
- 新しい習慣を始める
そんなふうに予定や数字を決めるのではなく、
「秋になったら、どんな時間を過ごせたら心地よさそう?」
と考えてみます。
温かい紅茶をゆっくり飲む
まだ昼間は暑くても、朝や夜には温かい紅茶が恋しくなる日があります。
お気に入りのカップを出して、ゆっくりお茶を飲む。
そんな時間を、秋の楽しみにしてみる。
秋のおやつを楽しむ
ぶどうや梨、いちじく。
少しずつ栗やさつまいもも気になり始めます。
季節が移り変わるのを、おやつから楽しんでみるのもよさそうです。
読みたかった本を少しずつ読む
夏の間は暑さや予定に追われて、なかなか落ち着いて本を開けなかったかもしれません。
秋の気配を感じながら、夜に少しだけ本を読む。
そんな時間も楽しみです。
刺繍を少しずつ進める
涼しくなってくると、針を持つ時間も少し心地よくなります。
一度にたくさん進めようとせず、温かい紅茶をそばに置いて、少しずつ。
秋の夜に楽しみたい時間のひとつとして、手帳に残しておくのもよさそうです。
▶︎9月の刺繍時間
家の中に秋の気配を取り入れる
夏のものを全部片付ける必要はありません。
ランチョンマットを少し深い色に変えたり、いつものカップを替えたり。
花や香りを変えてみるだけでも、暮らしの中に少しずつ秋が入ってきます。
来年のことを少し考えてみる
9月になると、来年の手帳も少しずつ気になり始めます。
「来年はどうしたい?」と大きな目標を決める必要はなくても、今の暮らしを振り返りながら、少し先の自分について考えてみる。
そんな時間も、秋の手帳時間のひとつです。
秋にやりたいことを、手帳に残しておく
秋に過ごしたい時間がいくつか見つかったら、それを手帳に残しておきます。
ここでは、予定表を埋めるように細かな計画を立てなくても大丈夫。
「できたら嬉しいこと」を、いくつか書いておくくらいで十分です。
たとえば、
- 秋の紅茶を飲む
- 読みたい本を1冊読む
- 新しい刺繍を始める
- 秋のおやつを買ってくる
- 夕方に少し散歩する
など。
「全部やらなきゃ」と思わないように、できたら嬉しいことだけ。
そして、せっかくなら、手帳の中にも少しだけ秋を取り入れてみます。
秋色のペンで書いてみる
ブラウンやボルドー、オリーブ、くすみオレンジ。
いつものペンにひとつ秋色を加えるだけでも、ページの雰囲気が少し変わります。
全部を秋色にしなくても、見返したときに「この頃は秋だったな」と感じられるくらいで十分です。
秋のモチーフをひとつ添える
栗やどんぐり、ぶどう、金木犀、本やティーカップ。
秋らしいシールやスタンプをひとつ添えてみるのも楽しそうです。
予定を飾るというより、秋に楽しみたいことの目印として使ってみます。
秋の楽しみを一ページに集めてみる
- 読みたい本の表紙
- 飲んでみたい紅茶
- 食べたい秋のおやつ
- 刺繍したいモチーフ
- 行ってみたい場所
そんな「秋になったら楽しみたいもの」を、写真や切り抜きで一ページに集めてみるのもよさそうです。
目標を叶えるためのものではなく、ページを開いたときに「これ、楽しみだな」と思える一枚。
そんなページがひとつあるだけでも、秋の手帳時間が少し楽しくなります。
9月の手帳時間は、夏の名残りを感じながら秋を迎える時間に
9月だからといって、夏を全部片付けなくてもいい。
まだ暑ければ、アイスティーを飲んでもいい。
でも、朝晩には温かい紅茶を選んでもいい。
夏の予定を振り返りながら、秋の予定をぎっしり詰める必要もありません。
「秋になったら、こんな時間を過ごしたいな」
と、いくつか書いておく。
それくらいでも十分です。
夏の名残りと、秋の気配。
冷たい飲み物と、温かい紅茶。
夏の思い出と、これから楽しみたい時間。
どちらか一方に切り替えるのではなく、どちらもある9月を楽しんでみる。
手帳を開きながら、この夏を少し振り返る。
そして、これからの季節に楽しみたいことを、ひとつふたつ書き留めておく。
そんな時間を重ねながら、少しずつ秋へ。
まずは、今年の夏を手帳から眺めてみる
来年の手帳を選ぶ前にも、秋の予定を立てる前にも、まずは今の手帳を開いてみる。
この夏、どんな時間を過ごしてきたのか。
何が楽しかったのか。
何に疲れていたのか。
そして、これからどんな時間を過ごしたいのか。
そんなことをゆっくり眺めていくと、来年の手帳に欲しいものも、少しずつ見えてくるかもしれません。

紅茶を淹れて、手帳を開く
手帳を開く前に、好きな紅茶を一杯淹れて、少しだけ立ち止まる時間を作ってみるのもよさそうです。
温かいお茶を飲みながらページをめくっていると、忘れていた出来事や、そのときの気持ちがふと見つかるかもしれません。



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