最強の手帳術・バレットジャーナルのシンプルな書き方を解説!

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自分の思考や行動を整理・管理するノート術「バレットジャーナル 」。

1本のペンと1冊のノートで自分の全てを整えることができる、まるで魔法のようなノート術です。

シンプルなのに効果絶大で、「世界最強の自分整理術」として、世界中にこのノート術の愛用者が数多くいます。

こちらの記事では、そんなバレットジャーナルの初めてでも簡単にできる書き方を紹介します。

この記事で紹介していること

世界最強の自分整理術・バレットジャーナルの基本の”き”

  • バレットジャーナルとは・特徴
  • おすすめの人
  • 基本の仕組み・作り方
目次

バレットジャーナルの基本の書き方

バレットジャーナルの書き方5STEP

  • ノートとペンを用意する
  • インデックスページを作る
  • フューチャーログページを作る
  • マンスリーページを作る
  • デイリーログを書いていく

”バレットジャーナル”とSNSで検索するとイラストやデコで彩られた素敵な手帳がたくさん出てきますが、これはバレットジャーナルに、各自でアレンジを加えたものです。

本来のバレットジャーナルはとってもシンプル。

まずは基本のバレットジャーナルから始めてみると、より一層活用の幅が広がるかもしれません。

▼こちらから見たい項目までジャンプできます▼

バレットジャーナルとは

バレットジャーナルとは、自分の思考や行動を整理・管理するノート術です。

Bullet=(「・」箇条書きの点)Journal(=日記)の名前の通り、その中身は箇条書きでほとんど構成されています。

アメリカのデジタルプロダクトデザイナーであるライダー・キャロルさんが考案し、2013年に動画を公開したことで広まりました。

ライダー・キャロルさんは子供の頃から注意欠落障害(ADD)があり、ミスや不注意が多く、頭が混乱しやすいという悩みを抱えていました。

そんな悩みを克服するために試行錯誤した結果生まれたのがバレットジャーナルというノート術です。

バレットジャーナルの3つの特徴

  • 「ラピッドロギング」ですばやく記録
  • 「コレクション」で自由にカスタム
  • 「マイグレーション」で定期的な見直し

特徴①「ラピッドロギング」ですばやく記録

ラピッドロギングを日本語に訳すと「迅速に(=rapid)記録する(=logging)」という意味になります。

簡単に素早く記録するために、バレットと呼ばれる箇条書きを用いて記入します。

▼ラピッドロギングについて詳しく見る▼

特徴②「コレクション」で自由にカスタム

バレットジャーナルは、関連する項目をひとまとめにした「コレクション」を組み合わせて活用します。

コレクションには、核となる4つの「コアコレクション」と、自由に作る「カスタムコレクション」があります。

これらのコレクションをブロックのようにカスタマイズして”その時に必要なバレットジャーナル ”を作っていきます。

▼コレクションについて詳しく見る▼

特徴③「マイグレーション」で定期的に見直し

「ラピッドロギング」と「コレクション」は、バレットジャーナルの構成としての特徴でした。

対する「マイグレーション(移動)」は、バレットジャーナルを活用していく上での大きな特徴です。

日々を過ごしていくうちにどうしても増えていくタスクを、定期的に見直して「本当に必要か」取捨選択していくプロセスです。

バレットジャーナルはこんな人におすすめ

バレットジャーナルはこんな人におすすめ

  1. 自分に合った手帳が見つからない人
  2. 頭の中のごちゃごちゃを整理したい人
  3. 手帳のデザインにこだわりたい人

自分にあった手帳が見つからない人

毎年ワクワクした気持ちもありながらも悩ましい「手帳問題」。

一生懸命手帳会議をして「これこそは!」という手帳を決めたはずなのに数ヶ月経つと「なんか違う…」の繰り返しという人も多いのではないでしょうか。

バレットジャーナルは、その時必要な手帳の用途に合わせて柔軟に変えられる構成なので、今必要な手帳を今すぐ使うことができます。

頭のなかのごちゃごちゃを整理したい人

とある研究によると、人は1日に5〜7万回思考し、3万5000回もの決断をしているそうです。

こんなに思考を巡らせていては頭の中が混乱するのも当然です。

日々のタスクの1つ1つは些細なことだけど、これをすべて頭の中で覚えておくのはとっても大変。

バレットジャーナルは元々そんな悩みを解消するために考案されたノート術です。

使い続けていくうちに頭の中の容量に余裕ができたような感覚を味わうことができます。

手帳のデザインにこだわりたい人

バレットジャーナルは、シンプルな構成ゆえに自由度の高いノート術です。

自由だからこそデザインへのこだわりも自由です。

バレットジャーナルの基本の使い方に慣れたら、シールやペンでデザインにこだわると楽しみ方の幅が広がります。

バレットジャーナルの基本の書き方「ラピッドロギング」

簡単に素早く記録していくための方法、「ラピッドロギング」のルールはとてもシンプル。

「箇条書き(バレット)+記号(キー)」で記入・管理をしていきます。

箇条書き(バレット)で記録する

ラピッドロギングは以下の3つのバレットを使って日々の事柄を記入していきます。

「・」タスク

「○」イベント

「ー」メモ

特別な事柄の場合は、この基本の3つのバレットの左側に「追加の記号」を用いて後から見返しやすくします。

「✳︎」重要

「!」アイデア

記号(キー)で管理する

タスク(・)の進捗に変更が生じた時には、「・」の上からキーを書き込んで、一瞬で進捗状況が分かるようにします。

「×」完了

「>」翌月(マンスリーログ)に先延ばし・コレクションに移動

「<」翌月より先の予定(フューチャーログ)に移動

・打ち消し線」必要なくなった

バレットジャーナルの基本のテンプレート「コレクション」

基本のバレットジャーナルの構成はとてもシンプルです。

バレットジャーナルの核となる4つの「コアコレクション」と、自由に作る「カスタムコレクション」を使って、自分好みにカスタマイズしていきます。

バレットジャーナルのコアコレクション

  1. インデックス…目次のページ
  2. フューチャーログ…半年〜1年先の将来の計画
  3. マンスリーログ…1ヶ月を見渡す
  4. デイリーログ…日々の全てを書き留める

インデックス

目次のページです。

バレットジャーナルは1冊に全てを集約し管理するノート術です。

使っていくと分かりますが、時系列に思いつくまま書いていくので、そのままでは後から見返した時に探し出すのが大変です。

インデックスを作れば、数ヶ月後でも数年後でも目当てのものをすぐに見返すことができます。

フューチャーログ

フューチャーログは、半年〜1年先の将来の計画を書き留めるページです。

バレットジャーナルは、自分が「いま、ここ」で必要としているものに重きを置いて作られています。

ですが未来のことも大切ですし、見通しを立てることで「いま」動けることもあります。

そんな時に活躍するのがフューチャーログです。

予定・特別なイベント・叶えたい願望を書いておけば、頭の中で覚えておかなくてもバレットジャーナルの中で「その時」まで待っていてくれます。

マンスリーログ

マンスリーログは1ヶ月を見渡すページです。

月の切り替わる時に、少しだけ時間をとって新しい月へのモチベーションを高めます。

  • 1ヶ月の予定
  • タスク
  • 残しておきたい記録

をこちらのページで管理していきます。

公式では日付を縦1列に並べる「片面ホリゾンタル型」ですが、両面ホリゾンタル型やカレンダー型など好みのデザインで管理することができます。

コアコレクションの中で、最もデザインの個性が出やすいのがこのページではないかと思われます。

デイリーログ

デイリーログは、毎日の記録の全てを書き留めるページです。

その日の日付を書いたら、あとは先ほどのラピッドロギングに沿って記録していきます。

デイリーログは、その日に必要なことを必要なだけ書けるのが魅力です。

ルーティン通りの1日だったら数行もしくは日付だけで終わってもよし、イベントのあった日は数ページに渡って書き込んでも良いのです。

そのため、デイリーログのスペースはあらかじめ準備せず、その時々に合わせていくのがおすすめです。

ライフスタイル的に1週間を見渡したい場合は、また別でカスタムコレクションを作っていくのが良いでしょう。

カスタムコレクション

バレットジャーナルにオリジナリティーを持たせてくれるのがこの「カスタムコレクション」です。

デイリーログだジャンルを問わず全てを書き込めるページに対して、カスタムコレクションは特定のジャンルに特化した専用ページです。

カスタムコレクションはどんなジャンル・フォーマットでもOKなとても自由なページです。

このページが充実してくるとバレットジャーナルがより楽しくなってきます。

バレットジャーナルの作り方(セットアップ)

バレットジャーナルの仕組みが分かったところで、いよいよ実際に作ってみましょう。

バレットジャーナルユーザーは、この作っていく過程を「セットアップ」と呼んで、毎月楽しんでいます。

STEP1:ノートとペンを用意する

バレットジャーナルに必要なものは2つだけです。

バレットジャーナルに必要なもの

  1. 紙やノート
  2. ペン

紙と筆記用具、この2つさえあればいつでもどこでもバレットジャーナルを始めることができます。

STEP2:インデックスページを作る

まずはノートを開いて最初の見開きページに、目次のインデックスページを作ります。

ページ数は自由ですが、最初は4ページほど用意しておくと安心です。

2冊目以降は自分の加減で調節してみてください。

白紙の1ページ目には、キー一覧を作ると忘れてしまった時に便利です。

STEP3:フューチャーログページを作る

フューチャーログは、1ページを3分割して3ヶ月分にすると分かりやすいです。

半年分で見開き2ページ、1年分で4ページほど使用します。

下部にページ番号を振ってインデックスに書いておきましょう。

STEP4:マンスリーページを作る

次にバレットジャーナルを開始する月のマンスリーページを用意します。

1ヶ月のフォーマットは自由ですが、こだわりが無ければ公式通りのホリゾンタル型がセットアップの時間が短くて楽です。

こちらも出来上がったら、下部にページ番号を振ってインデックスに書いておきましょう。

セットアップ完了!

これでバレットジャーナルの最初のセットアップは完了です。

実際のセットアップの中身はこちらの記事で紹介してるので、良ければご覧ください。

バレットジャーナルにおすすめの文房具

こちらでは、バレットジャーナルにおすすめの文房具をいくつか紹介します。

ロイヒトトゥルム A5サイズ

発案者のライダー・キャロル氏が推奨しているのが「ロイヒトトゥルム」です。

  • 長期保存に耐えられる高級感のあるカバー
  • インデックスとページ番号があらかじめ付いている
  • 劣化・裏抜けしにくい上質紙

など、バレットジャーナルに必要な要素が詰まったバレットジャーナルユーザーに人気のアイテムです。

グラフもイラストも描きやすいドット方眼タイプがおすすめです。

ミドリ/MDノート

ノートにとにかく書いて書いて書き出したい人には制限が一切無い無地タイプがおすすめです。

たっぷり1冊にまとめたい人におすすめなのが、MIDORI(ミドリ )が発売しているMDノートです。

  • 180度フラットに開く糸かがり製本
  • 筆記具を選ばず書きやすいMD用紙
  • 高級ノートのなかではリーズナブル(税込990円)

と、メリットたっぷりのイチオシノートです。

コクヨ/キャンパスノート

まずは手軽にバレットジャーナルを始めてみたい人におすすめなのが、おなじみのコクヨが販売している「大人のビジネスシーンで使える」大人キャンパスシリーズです。

キャンパスノートと聞いて想像する可愛らしいパステルカラーではなく、スーツにも似合いそうなシックなカラーで、書き心地は安定のコクヨ品質。

価格も控えめで、それでいて書きやすさなどの品質にはこだわりたい人におすすめです。

ジェットストリーム

バレットジャーナルには、基本的にペン1本あれば十分です。

なかでもおすすめは、書きやすさで定評のあるジェットストリームです。

滑らかで軽い書き心地なので、素早く記録したいバレットジャーナルにぴったりです。

速乾性も高く、書いた直後に触れてしまっても擦れにくいので、書き直しなどの小さな手間も減ります。

よりこだわりたくなった時は、万年筆などにチャレンジしても素敵ですね。

あると便利なもの:ガイドブック

SNSで検索すると、実際のバレットジャーナルをたくさん見ることができます。

それだけでも参考になりますがガイドブックを1冊でも読むと、使い方がよく分かります。

▼バレットジャーナルにおすすめの本を詳しく見る▼

バレットジャーナルを作りたくなる本

バレットジャーナル 人生を変えるノート術/ライダー・キャロル

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル/Marie

好きを詰め込んで手帳時間を楽しく! バレットジャーナル活用術/mone

バレットジャーナルを始めてみよう!

こちらの記事では、世界最強の自分整理術・バレットジャーナルの初めてでも簡単にできる書き方を紹介しました。

バレットジャーナルの書き方5STEP

  • ノートとペンを用意する
  • インデックスページを作る
  • フューチャーログページを作る
  • マンスリーページを作る
  • デイリーログを書いていく

いろんな手帳を使ってみたけどしっくりこなかった人、一度自分をゼロから整理したい人にとてもおすすめのノート術です。

こちらのサイトでは、バレットジャーナルの使い方を実例を交えて紹介しているので、ぜひ他の記事もご覧ください。


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この記事を書いた人

ティータイムが毎日の活力な30代2児のママ。
育児の隙を見つけてティータイムを設ける日々。
趣味はお茶を飲みながらの読書・刺繍・手帳。
お外カフェも好きだけど、人目を気にせず気ままに過ごせるおうちカフェの方が性に合っている。
自宅を自分の「好き」を集めたブックカフェにするのが夢。

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