年末年始・年度変わりなど、新たな気持ちでスタートしたいシーズンに作成されることの多いウィッシュリスト。
私も毎年作成していましたが、2022年分は作り方を変えてみることにしました。
- ウイッシュリストとは
- ウイッシュリスト作成で得られるメリット
- ウイッシュリストの作り方
- 管理人がウィッシュリストにつまづいた理由
- 2022年のウィッシュリストの作り方実例紹介
ウイッシュリストとは
ウイッシュリストとは「wish=願い」を箇条書きにしたものです。
元プロテニスプレイヤー杉山愛氏が出版した『杉山愛の”ウィッシュリスト100”願いを叶える、笑顔になる方法』で紹介され、広まりました。
SNS上で「#ウィッシュリスト」と検索するとたくさんの方のウィッシュリストの実例を見ることができます。
私も毎年ウィッシュリストを作っていました。
ウィッシュリストのメリット
ウィッシュリストのメリット
- 自分の願いの言語化
- 実現率が上がる
- 行動の指針になる
ふわふわと頭の中で漂っている願いは、そのままでは本人ですら認識できないような霧のような存在です。
文字にすることで初めて実体化します。
実体化することで潜在意識に刷り込まれやすくなり、潜在意識の中にあるからこそ願いについて考える時間が増え、更には願いを叶えるための具体的な計画を立てることもできます。
これらの計画が行動の指針となり、他人の協力も得やすくなり、実際に行動に移すことで実現率が飛躍的に上がるのです。
ウイッシュリストを作ることでこれだけの効果が無意識のうちについてくるからこそ「ウィッシュリストは引き寄せの効果がある」とも言われています。
ウイッシュリストの作り方
ウイッシュリストの作り方はとても簡単です。
紙と筆記用具を用意して「叶えたい願いを100個書き出す」だけです。
- 物欲系(〇〇が欲しい)
- 経験系(〇〇に行きたい)
- 頑張れば短期で叶えられそうなもの
- 長期間かかるけど何とか叶えられそうなもの
- 最早野望レベル
何でも良いので思いついたらどんどん書き出して最終的に100個願いが出てくるまで続けます。
最近はウィッシュリストのフォーマット入りの可愛いリフィルもあります。
こちらのハンコは好きなページに押すだけでウィッシュリストに早変わり!
ウイッシュリストにつまづいた理由
ウィッシュリスト100につまづいた理由
- どうしても100個出てこない
- 完成までに時間がかかる
- 書いて満足してしまう
- 1年の途中でも願い事は出てくる
- いくつかの項目は結局毎年書くことになる
メソッドには共感するのにウィッシュリストを作ってもなんだか手応えがない…
その理由を考えてみました。
どうしても100個出てこない
ウィッシュリストは一般的に100個書き出すことで自分の潜在意識の中にある本当の願いが出てくると言われています。
ですが、毎年願い事を100個も出すのって結構大変なんですよね…
そして結局最後に絞り出した願いは割とどうでも良いものだったり単なる物欲だったりする場合も。
完成までに時間がかかる
上の問題からウィッシュリスト作成には時間がかかります。
時間をかけて作るからこそ自分自身との対話になるという声もありますが忙しい毎日の中時間を捻出するのはなかなか大変です。
絞り出して書き出す時間を今すぐ動き出す時間にあてた方が早いのでは…なんて考えが頭をよぎる事も。
書いて満足してしまう
ウィッシュリストは叶えることが最終目標です。
ですが完成させるまでに労力を費やしすぎて完成した時点で満足してしまいがちです。
「定期的に見直しましょう」と言われますが日々の暮らしの中でウィッシュリスト自体忘れてしまい、また新しいウィッシュリストを作るタイミングで「そう言えば書いたけど結局数個しか叶っていないな」となりがちです。
1年の途中でも願い事は出てくる
人の欲は留まることを知りません。
1年の始まりに苦労してウィッシュリストを100個作ったとしても1年の途中で願い事の内容が変わったり、新しい願い事が出てくるのは当然のこと。
特に気にならない人は問題になりませんが「ウィッシュリスト100個じゃなくなっちゃったよ…」というタイプには死活問題です。(私だけでしょうか?)
書けば100個ではなくなってしまうし、書かなければ日常に埋もれて忘れてしまうジレンマと闘うのが嫌になってしまいました。
いくつかの項目は結局毎年書くことになる
ウィッシュリストで多いのが「笑顔でいる」など心構えに関すること。
大切な項目ですし、私も毎年入れていました。
ですがこういった項目は生涯かけて叶え続ける項目です。
叶ったのか判断に困る上に毎年新しいウィッシュリストに書き直していると達成できていないような気分にもなってきてしまいました。
ウィッシュリストの作り方
ウイッシュリストの作り方
- 思いついた願いを書き出していく
- ジャンルごとに分ける
- 項目ごとにイメージ・TODOを掘り下げていく
順番に紹介していきます。
用意するもの

付箋
願いを1項目書けるサイズくらいの付箋を用意します。
【coco fusen ココフセン(ブルー)/カンミ堂】
フィルム付箋の方がめくれにくいのでおすすめです。
メモサイズの用紙をたくさん
私はシステム手帳のmicro5サイズのリフィルを自作しました。
筆記具
ボールペン・万年筆・お好きな筆記具をお使いください。
ただしシャーペンは芯がボキッと折れる音で想像の世界から我に返ってしまう可能性があるので避けた方が良いかもしれません。
【ジェットストリーム4&1 0.5mm/三菱鉛筆】
①思いついた願いを書き出していく
紙と筆記用具を用意して叶えたい願いを付箋1枚につき1項目ずつ、思いついた項目からどんどん書き出していきます。

- 今すぐに叶えられそうなもの
- 頑張れば短期で叶えられそうなもの
- 長期間かかるけど何とか叶えられそうなもの
- 最早野望レベル
ジャンル・願いの程度は項目によって様々かと思いますが、この段階では細かいところは気にせず書き出していきましょう。
また、願いを書き出す作業の最中は「そんなの叶えられる訳がない」という脳内の声が聞こえてきますがこちらもとりあえず聞かなかったことにしましょう。
通常のウィッシュリストでは願いが出てこなくなったら時間をおいて決めた項目数になるまで(多いのは100項目)書き出していきますが、今回は出てこなくなった時点で願いを書き出す作業は一旦終了します。
②ジャンルごとに分ける
現段階で書き出された願いは思いついた順に書き出されたものなので、これらの願いを後々自分が見やすい程度にジャンル分けします。

用紙1枚につき1項目として付箋を貼り付けて分類していきます。
ジャンル一例
- 人生観
- 仕事・お金
- 暮らし
- 外見・身体
- 内面・知識
- 交友関係
- 欲しいもの
- 行きたい所
③項目ごとにイメージ・TODOを掘り下げていく
プロフィールにも記入してありますが、私の夢の1つに「家の中に好きを集めたブックカフェのような空間を作りたい」があります。
実は毎年ウィッシュリストに記入している項目で、昨年までのウィッシュリストではこれをそのまま記入して達成にチェックが入れられないまま1年が終わりそうです。
よくよく見返してみると「暮らし」のジャンルを具体的にしたつもりのこの願いも実はまだ輪郭がぼんやりとしています。
今年はこの願いををさらに具体的に掘り下げていきます。
願いの具体化のために必要な項目
- 達成期限
- イメージの具体化
- 実現までのTODOを可能な限り細分化
達成期限
挙げた願いをいつまでに叶えたいかの期限を決めます。
1ヶ月後・1年後・5年後・20年後など願いによって様々ですが、1年を超える長期的な願いの場合は年内の達成基準を改めて書き出して、「今年の目標」と「最終目標」の2つの項目を作ります。
イメージの具体化
こうなったら願いが叶ったと言えるという具体的なイメージを膨らませていきます。
具体的な数字や、画像を用意すると最後に叶ったか客観的に判断しやすいです。
- イメージシート
- 1週間のうち○日は取り組む
- ○kg痩せる
実現までのTODOを可能な限り細分化
具体化したイメージを実現させるために必要なTODOリストを可能な限り細分化します。
必要なアイテムがある場合、〇〇が欲しい→購入する→貯金する→必要な予算を決める→商品リサーチすると現段階からの最初の1歩の所まで細分化していきます。
ここまで具体化することで願いを叶えるための道筋がはっきりと見えるようになります。
具体化させたウィッシュリストの1項目
「家の中に好きを集めたブックカフェのような空間を作りたい」
⇩
「家の中に好きを集めたブックカフェのような空間を作りたい」→5年以内
2022年の目標「おうちブックカフェのイメージを固める・小物を揃え始める」
- イメージシートを作る
→今まで素敵だと思った場所を思い出す
→画像を探す
→どこが素敵だと思ったのか「好き」のポイントを探す
→共通点を探す
→おうちカフェに取り入れられる要素を探す
- 必要なアイテムを購入する
→アイテムリストを作る
→それぞれのアイテムのリサーチをする
→予算案・貯金計画を立てる
→購入する
- 断捨離をする
→リビング キッチン 部屋1 etc.
いかがですか?
最初は輪郭がぼんやりとしていた願いもここまで具体的にすることで何だか叶いそうな気がしてきませんか?
「今まで素敵だと思った場所を思い出す」なんて今この瞬間に出来るのにこの初めの1歩が日常に埋れて何年も踏み出せなかったのです。
これまでの経験から、初めの1歩を踏み出せるかどうかで夢の実現率は大きく変わってくると感じています。
願いに対するTODOまで具体化させることで「ただ願うだけではなく、自分の力で掴み取りに行けるウィッシュリスト」になりました。
この作業を他の項目でも行い、全項目を具体化させたウィッシュリストを作り上げていきます。

最終的にこれだけの枚数になるまで細分化しました。
その他つまづきそうなポイント
基本の使い方の他に、つまづきそうなポイントをまとめました。
こちらはあくまで一例、自分自身が使いやすい方法を探してみてください。
どうしてmicro5サイズの用紙なの?
個人の好みの部分が大きいですが、私は以下の理由からmicro5サイズの用紙を採用しました。
- 1ページ差し替えたくなっても書き直す範囲が狭い
- コンパクトに収納できる
- ページを増やせば追加できる願いの数は無限大
新しい願いが出てきた、願いが変わった時はどうするの?
新しい願いが生まれたり、願いの内容が変わった時は、その度に上の①〜③を行いウィッシュリストを追加・アップデートしていきます。
年に1度まとめて作るのではなく、思いついた時にその都度具体化させていく方法にしました。
これにより願いを風化させず、また出てきた願いの熱が冷めない内に行動まで移せるようになります。
また、今回は全項目に対して具体化させたので時間がかかりましたが、来年はわざわざウィッシュリストを作る時間を設けずに願いを叶えるために時間を使えるのではないかなとも考えています。
叶える必要がなくなった時は?
消します!
小さい用紙なら処分するのも簡単です。
「人生観」のページは?
「人生観」のページには主に「笑顔で過ごす」などの人生の心構えリストのようなものが分類されているかと思います。
こちらは来年以降も使うので、できれば綺麗に清書しておきたいものです。
ここのページの項目が増えていくと人生の指針が出来ていくのではないかと考えています。
「欲しいもの」「行きたい所」はすぐに叶えられそうにないけど…
行動したい時に即行動できる願いばかりではありません。
予算がなければ「欲しいもの」は手に入らないし、ご時世の問題で「行きたい所」に行く計画すら立てられない。
これらの願いは「時を待つ」要素が強い願いだからこそ、待っているうちに自分の中からも消えてしまいがちです。
チャンスの女神が目の前を通過した時に逃さず捕まえられるように、こちらのリストに代わりに覚えておいてもらいましょう。
まとめ
こちらの記事では
- ウィッシュリストの作り方
- つまづきがちなポイント解消方法
について紹介しました。
この記事でのチェックポイント
- ウイッシュリストの作り方
- 思いついた願いを書き出していく
- ジャンルごとに分ける
- 項目ごとにイメージ・TODOを掘り下げていく
- 年に1度まとめて作るのではなく、思いついた時にその都度具体化させていく
- 初めの1歩を踏み出せるかどうかで夢の実現率は大きく変わってくる
- 「時を待つ」要素が強い願いは、待っているうちに自分の中からも消えてしまわないようにリストに代わりに覚えておいてもらう
いかがでしたか?
「ただ願うだけではなく、自分の力で掴み取りに行けるウィッシュリスト」を目標に今回のウィッシュリストを作成しました。
これからこのリストの効果を検証して、さらに良い方法があったらその都度アップデートしていきます。
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